新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

トランプ・サンダース現象ーアメリカの後追いの日本

 今日も日経平均が下がっていました。円高が一時対ドルで110円まで行ったのですから当然株式市場は下げます。

 こんなことをいつまで書いても仕方がないので、昨日ちょっと触れたアメリカの大統領候補予備選について書きます。民主党クリントン氏でほぼ決まりのようです。

 共和党は主流派がトランプ氏に反対していますから、ぎりぎりまでどうなるか分かりません。トランプ・サンダースに共通する現象は既成の政治勢力に対する反感です。

 またおよそ実行不可能な政策に対して国民がもろ手を上げて賛成しているのです。既成の政治勢力が現在の社会システムを維持しようとしているのにある種の国民は強い不満を持っています。

 オバマ大統領が選ばれた時のスローガンはチェンジでした。あれから8年たちますがアメリカはチェンジしていません。特に格差が日本以上に広がっているようです。

 中間層が相当薄くなっていると思います。サンダース氏の場合は登場した時はほとんど泡沫候補扱いでした。アメリカのような国で社会主義と言った言葉を使うのは長い間タブーでした。

 それを堂々とかかげて若者絶対的な支持を得ているのです。それも同じ若者なら分かるのですが、70才を過ぎているのです。

 トランプ氏も従来であれば差別的な発言はタブーだし、大統領選挙候補者としてはそれだけで失格したものです。本音と言えば本音で話しています。

 以前から指摘があるように橋下氏の登場とよく似ています。しかし、今は橋下氏も引退しました。現代のように変化の激しい時代、一度引退すると次の機会はなくなる可能性があります。

 日本はしばしばアメリカの後を追います。トランプ氏やサンダース氏が1年前にここまで検討するとは誰も予想しなかったでしょう。

 しかし、一旦流れが変わるとこんなことが起こるのです。日本でも今回の参議院選は無理にしても、次回の参議院選あたりで共産党が大幅に議席を伸ばすかもしれません。

 今のままトランプ氏が大統領候補者選出されたら、共和党の主流派はクリントン氏を支持すると思います。今の政治状況ではクリントン氏が大統領になる可能性が高いです。

 逆におじさんとしてはクリントン氏に大統領になってもらわねば困ります。しかし、政治は一寸先は闇ですからどうなるか分かりません。

 明日はハウスクリーニングの人が来ます。風呂と台所のクリーニングをしてもらいます。