新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

日経平均17000円の壁は厚いです。

 今日の株式相場は午前中安値で前場終わりころに戻してきました。そこまで見て外出して帰って終値を見たら108円安でした。

 昨日は何とか17000円台を確保したのですが、今日は維持できませんでした。3月相場も後数日です。今の弱気相場では17000円を大きく超えることは難しそうです。

 先日のベルギーでのテロで安全通貨の日本円が買われる動きとなるでしょう。買われないにしても対ドル112円の壁を超えるのも難しそうです。

 EUも日銀もマイナス金利を採用していますが、金融緩和については手詰まり感があります。勿論マイナス金利ですから、マイナスの幅を広げることも可能です。

 しかし、EUの例を見てもマイナス金利の下げ幅にも限界がありそうです。取りあえず、中国の景気後退も資源安も一段落していますが、大きく世界経済が回復するほどではありません。

 今最大の危険性はアメリカ大統領選の行方です。クリント氏の場合はオバマ政権の経済政策を基本引き継ぐと思いますが、万が一トランプ氏とかクルーズ氏が大統領になったら、保護政策を取る可能性があります。

 クリントン氏にしてもTPPに反対しています。トランプ氏の場合も基本が保護政策ですからTPPに対して反対の立場でしょう。

 保護政策の傾向はクリントン氏でも同様だと思います。格差の問題にしてもグローバル化の影響が大きいからです。工場をアメリカに戻せという主張も結構あります。

 今までならアメリカ政治がアメリカ経済及び世界経済に大きな影響を与えるということはあまりありませんでした。しかし、今回だけは違っています。

 そう考えると秋の大統領選挙まで株式相場も不安定な動きになると思います。もう一つは北朝鮮問題です。まさかと思いますが、万が一北朝鮮と米韓が軍事衝突することになれば、一気に株価は暴落するでしょう。

 今年は政治が経済に大きな影響を与える年になりそうです。明日は忙しいのでブログはお休みです。