新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

消費税引き上げ延期について

 消費税引き上げ延期で日本国内は揺れています。ありがたいと言う意見が圧倒的ですが、ダイヤモンドオンラインのようなビジネス系サイトの投票では延期について反対意見が多数です。

 そもそも消費税引き上げを言い出したのはそうしなければ社会保障費がもたないからです。もちろん、消費税引き上げで日本の消費は大きく落ち込みました。

 節約志向が一段と強まったので安倍政権としてもこんな不人気な政策をやりたくないとおもったのでしょう。世論も複雑な反応でしょう。

 税金が上がるのは嫌だが、このまま何もしなくていいのかということです。消費税引き上げ延期で日銀のさらなる金融緩和はなさそうです。

 投資家の中には消費税引き上げ延期で株価が上がると思った人もあったと思います。消費税引き上げ延期ー国債の格付け低下ー円安と連想を働かせた人も多いと思います。

 これまでの流れを見ると、大体予想と反対の場合が多いです。マイナス金利で円安になると思ったのに円高になりました。その前はアメリカの金利引き上げで円安がさらに進むと思ったのに反対でした。

 今回も消費税引き上げ延期で円安が進むと見られたのに、110円どころか108円近辺まで来ています。株価も17000円越えから16500円まで戻しています。

 株価の場合、やはり予想で買って現実で売るというところでしょうか。アメリカの金利引き上げで円安になるという観測も今は下火です。

 株価政権の安倍政権にとって2日で600円近い株価の値下がりは予想外だったのでしょう。今市場は安倍政権を信じていません。もちろんアベノミックスなどすでに忘れ去られています。

 一強と言われた安倍政権でも消費税引き上げをできなかったのですから、この後だれも消費税引き上げなどできないでしょう。

 残り2年半でも景気はそうれほど変わらないと思います。というより変わる理由がないからです。安倍さんにとっては経済より憲法改正が大事なのでしょう。

 憲法改正なって経済ほろぶということにならないようにしてほしいですね。明日はリハビリです。