新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

月曜日の相場が怖いです。

 昨日アメリカの雇用統計が発表されましたが、予想を大きく下回っていました。ストライキなどの個別要因があったそうですが、それを加味しても大変な状況です。

 大きく雇用が減少したのは建設・鉱業・製造業のようです。アメリカの景気を支えていた住宅産業やシェルオイルなどの分野で景気後退が起こっているようです。

 おかげで、対ドル相場は一気に106円台まで円高が進みました。ちょっと前までは対ドルで110円越えの水準でした。それが、今では106円台まで来ています。

 株式相場が終わった後なので、日経先物しか取引されていませんが、日経先物は360円安の16280円になっています。

 何とちょと前には17000円越えだったのに今度は15000円台が見えてきています。大事な年金を株式投資にまわしていますが、本当にいいのかという気がします。

 これで、6月のアメリカの金利引き上げはなくなったというのが大方の見方です。月曜日に日本の株式相場が大きく下がるのは間違いありません。

 株価政権とも呼ばれる安倍政権は何とか選挙前に株価を引き上げようとするかもしれません。アメリカの金利引き上げ延期になれば間違いなく円高に振れます。

 一時125円まで行ったのが夢のようです。あの頃さらに円安になると思ってドルを買った人は大変な含み損を抱えているでしょう。

 おじさんは102円でドルを買ったので何とか損失はでていません。125円近辺まで行った時に円転すればよかったのですが、なかなかそうはいきません。

 130円まで行くかもしれないと思ってしまったのです。偶然ですが、亡くなったツマクマもドル建ての保険をもっていました。こちらはドルの値段が円高の時だったので少し利益が出ました。

 それだけが対ドル投資の利益です。ほとんどの個人投資家は18000円台で買った株式をもっていると思うので今回の値下がりで売るに売れない状態だと思います。

 アメリカの雇用状況の悪さから考えて円安に転じることは難しそうです。これからは再び円高の時代がきそうです。そうなると輸出産業の業績は悪くなるし、海外の観光客も減るしで日本の景気は悪くなりそうです。

 消費税引き上げ延期はしましたが、景気回復による増収は今の調子では見込めそうにありません。今回の円高で企業も将来に対して慎重になり、来年の賃金引き上げも難しそうです。

 投資家としてはジタバタせず現在の保有の株式を継続して持つしかありません。幸いなことにおじさんが保有しているうち8銘柄のうち無配は2銘柄だけなので助かります。

 配当利回りが預貯金の利回りを上回っていることだけが救いです。明日は教会学校の説教に礼拝、午後は長老会(役員会)と忙しいです。