新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

パンドラの箱を開けたイギリスのEU離脱

 昨日は次女の家に手伝いに行っていたので、歴史的な大事件について書くことができませんでした。ただ昨日は昼過ぎまで家にいたので、相場がみるみる下がるのまでは確認しました。

 円高も100円割れまできたのはショックでした。それでも何とか戻してくれたので一安心です。木曜日にもし離脱ということになれば、対ドル100円台、株価は500円以上の下げと書きましたが、株価の下落は予想以上でした。

 やはり予想で買って現実で売るです。予想が余りに楽観的だったので、ショックが大きかったと思います。それでも長いおじさんの投資経験でいえばブラックマンデーにはかないません。

 この時は新聞の夕刊の株式欄が空欄だったのです。もちろん真っ黒な銘柄もありました。なぜ空欄なのでしょう。それは商い出来ずだったからです。

 つまり、余りの売りに買いが追い付かなかったのです。というわけで安値のまま商い出来申さずということになったのです。

 ただ暴落に売りなしとも言います。つまり、大きく下げた時は大きく戻るということです。今回はショックではありましたが、すぐ日本企業の業績に問題が起こるわけではありません。

 すでにシカゴの日本株先物市場では15300円台まで戻していると言う報道もありました。多分土日の休みですぐにどうこうとういうことはないということで、月曜日には500円近い買いが入ると思います。

 逆に、長期的には日本経済にとって重しになるでしょう。まず、これで7月のアメリカの金利引き上げはないと考えられます。

 またヨーロッパ全体に政情不安が広がるわけですから、対ユーロで円高が進むでしょう。また、アメリカの金利引き上げが年内にはない(すぐ秋には大統領選挙があるので)と見られるので、円安に振れることは年内にはないでしょう。

 イギリスのEUからの離脱交渉は難航するし、新しい首相が選ばれても国論を二分した離脱騒動の後遺症が残るでしょう。

 怖いのはットランドがイギリスから独立して、単独でEUに加盟することです。ヨーロッパの分離独立が進めばさらにヨーロッパ情勢が不安定化します。

 イギリスのEU離脱は予想外の結果でしたが、もしこれでトランプ大統領などと言うことになれば、再度トランプショックが起こります。

 今年は余りに不確定要素が多すぎるので、投資は凍結で行く方針です。明日は日曜日なので教会です。司式の当番です。(司式とは礼拝の司会のことです。)