新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

今日は相場を戻しました。ー年内は見通し不透明

 金曜日に1000円越の値下がりだったのですが、実はそんなに急に日本に影響がでるわけではないのです。と言うのはイギリスのEU離脱には結構手間がかかるのです。

 そもそもまだイギリス側からの通告も行われていません。それにイギリスとEUの関係がどうなるかも不明です。ただ、今回の離脱には反対意見も根強いです。

 特に前回分離を問う選挙をしたスコットランドはEU残留賛成派でした。前回はイギリスからの分離賛成が少なかったのですが、今回の結果を見て、再び分離を問う選挙が行われる可能性があります。

 そうなれば、イギリスは空中分解ということになります。アイルランド独立あるいはアイルランド共和国への併合議論も起こる可能性があります。

 先述したようにすぐに日本の企業に影響が出る分けではないし、金曜日は狼狽売りが出たので大きく下げましたが、今日は戻すだろうという予想を立てたのですが、その通りでした。

 最大700円までの戻りを予想したのですが、350円ちょいの戻しでした。おじさんの持ち株でいえば某都銀株、某電機株、某海運株と言ったイギリスを含む海外と関係する企業の株が下げました。

 野村ホールディングスなどは年初来安値を更新しています。日経平均だけを見ると分からないのですが、海外と取引のある企業は相当下げています。

 今日は円高株高でした。これは珍しいです。円高の影響は輸出関連企業の安値として出たのでしょう。今日の日経平均の上昇は内需関連株の上昇から来ているのでしょう。

 円高株安は相場のセオリーです。円が対ドルで今101円台です。かって125円まで行ったのですから、すでに24円も円高が進んでいます。

 中国からの爆買いも今は収まっています。これは当然で今対元相場が15円台です。これはおじさんが中国に居た5年前の水準です。

 以前は対元で18円まで行っていたのですから、元の価値も大きく下げています。爆買いがなくなれば、デパートなどの売り上げも下がります。また今回の株安で投資家も損をしているでしょう。

 次はアメリカ大統領選挙が山場です。ここでトランプ大統領が誕生すれば再びトランプショックが起こるでしょう。これはイギリスショックと比べものになりません。

 日米関係に重大な影響を及ぼします。多分円は一気に90円台前半へと進むでしょう。株価は14000円台割れとなると思います。

 今回の結果で楽観的な見通しは危険だと分かりました。取りあえず含み損を抱えて今年いっぱい過ごすつもりです。

 明日は授業とリハビリで忙しいです。