高齢社会の未来―第二の波が来ます。
今日のニュースで日本が世界一の高齢社会になったことを報じていました。日本のすべての県で高齢者が15歳以下の子供の数を上回ったようです。
以前は高齢化社会といって社会が高齢化しつつあると言われました。それが今では完全に高齢者の方が子供より多くなっているのです。
今人口の塊である団塊の世代が70代に突入しつつあります。おじさんには年子の兄がいますが、今年70になります。おじさんたちの世代も来年には70才にあります。
今の栄養状態と医療水準ではおじさんが80才になる頃でも亡くなっているのは同級生の4割程度でしょう。1クラス55人でしたからまだ30人以上は生きています。
問題は次の10年後人口の波がすでに高齢化水準に近付いているのです。団塊ジュニア世代です。おじさんたちが結婚してすぐ子供達が生まれました。
第二のベビーブームと呼ばれました。今では信じられませんが、何と幼稚園の入園のための順番取りがあったり、入園試験があったのです。
おじさんの子供も長女の時は第一志望の幼稚園がキリスト教系だったので、牧師の推薦状までもらいました。滑り止めに別の幼稚園にも申し込みをしたほどです。
その長女もすでに43歳になります。あと10年後には53才、20年後には63才になります。もう高齢者入り直前です。
20年後今よりさらに人口が減少しています。おじさんたち団塊の世代もまだ完全にいなくなってはいません。それどころか、介護が必要な大勢の高齢者が残されています。
おじさんたち団塊の世代は毎年250万人近く生まれました。その7割が20年後亡くなったとしても3割生き残っているだけでそれぞれ70万人近いです。
前後5年として300万人以上の90才人口と高齢者となった団塊ジュニアがいます。その頃は高齢者人口が全人口の4割を占めているかもしれません。
兄弟で未婚で非正規ならとてもお互いを援助できないでしょう。人口の動態から見て日本の未来は暗いといえます。まあ20年後日本だけでなく、中国も韓国も高齢化に苦しんでいるので、日本に攻めて来たりはできないでしょう。
明日はいろいろ仕事をします。