変わる対中国観ーPANZER7月号の記事を中心に
このところあれと思う対中国記事が散見します。先日もJBプレスというどちらかと言うと保守派のサイトに中国についての記事がでていました。
中国はご存じの方もあるように、孔子学院というのを世界中に作って中国語教育を進めています。おじさんのいた大学は中国の内陸部の大学でしたが、アジアはもちろんアフリカからも留学生が来ていました。
日本人の留学生は数人の大学なのにです。ヨーロッパと言えばフランス・イタリア・ドイツが多かったです。アメリカからの留学生もいました。
また中国に対する好感度は結構高いそうです。大体において隣接国同士は仲が悪いものですから、日本の対中国感情が悪いのも仕方ありません。
そういえば本屋さんで中国崩壊論の本とアベノミックス賛美本を見なくなりました。一般国民はいざしらず、ビジネスマンを対象としたダイヤモンドオンラインのアンケートではアベノミックスが失敗だったという意見が8割近いです。
さて本題です。タイトルの雑誌におもしろい記事がありました。タイトル名を日本語でいえば「パンツアー」です。これは戦車に関する雑誌なのです。
戦車に関する専門雑誌はこのパンツ―ア」と「戦車マガジン」とがあります。軍事専門の月刊誌なのです。そこに軍事評論家の田岡俊次氏の記事がありました。
中国と言えば何でも粗悪でいい加減なものという印象がありますが、田岡氏は自分で中国の地方都市を回ってインフラ整備が日本で居る時思った以上に進んでいると実感したというのです。
ものすごい勢いで国内のインフラ整備が進んでいるそうです。田岡氏の実感はおじさんも全く同じ意見です。インフラ整備の早さは日本では信じられないほどです。
おじさんのいた地方都市でも3ケ月行かないと工事が始まっており、6ケ月行かないと全く別の世界になっているのです。田岡氏は地方都市でもマンション建設が進んでいると書いていました。
おじさんのいた地方都市でもマンションが市内に3000あると言われていました。おじさんの官舎からでも50以上のマンションが窓から見えました。
中国の過剰生産が問題になっています。過剰な部分はありますが、同時に中国でインフラ整備を進めようとすると膨大な鋼材やセメントがいるのです。
おじさんのいた町でも古いアパートをどんどん壊して新しいマンションに建て替えていました。旧市街地の古い建物は学校であれ病院であれ工場であれすべて壊して新しいものにするのです。
古いアパートの入り口には「斥」と書かれていました。「排斥」の「斥」ですから何となく意味は分かりました。あの中国の町を去って5年になります。
途中までできていたモノレールも完成したと思います。整備中だった町もきれいになっていると思います。変化した町を一度見たいと思っています。
今はアジア情勢よりイギリスを含むヨーロッパ情勢の方が危機的な状況のようです。明日はのんびり過ごします。