ビジネスマンは異次元緩和をどう見る
今日は午前中はポステイングで、午後は疲れて昼寝をしていました。その後ネットを見たら日経平均は値上がりしていました。
まあ連日の下げなのでさすがに買いが入ったようです。特に売れていた株に買いが入ったようです。前場では一時下げた上に対ドルで100円台まで来ていました。
結局101円台で取引が終わったようですが、それにしても以前に比べて相当円高が進んでいます。今日はあるサイトの投票結果を見てなるほどと思ったことについて書きます。
おじさんがいつも見ているのはダイヤモンドオンラインと言うサイトです。このサイトは経済雑誌「ダイヤモンド」の記事を中心に書かれています。
「ダイヤモンド」を読むのはほとんどビジネスマンでしょう。ですから、ダイヤモンドオンラインの投票に参加するのもほとんどビジネスマンだと思います。
今日は「異次元緩和に効果があると思うか」という問いに対する回答です。何と思わないが82%です。思うはたった11%なのです。
今頃少しでも経済にかかわりがある人で異次元緩和に効果があると思っている人は少ないと思います。もちろん海外の影響もありますが、それは言い訳になりません。
海外の影響があるならそれを踏まえた政策を立てるのが政府日銀の責任なのです。どこの世界でも言い訳は通じません。
日銀は2年間でデフレから脱却させると広言したのですが、それがダメだったことは明らかです。それで、16年内ということを行ったのですがそれも無理でしょう。
三菱は明治から政治とべったりだったのです。創設者の岩崎弥太郎は戦争で大儲けしたのです。ですから本来三菱はどこよりも政府寄りだったはずですが、このまま政府日銀と共倒れになれないと思ったのでしょう。
政府日銀は倒産ということがありませんが、民間企業はどんな大きな会社でも倒産するのです。JALがその最たるものでしょう。ナショナルフラッグとまで言われた企業が倒産するのですから。
病気の場合を考えてみてください。病気の治療としてある薬を2年投与したけれど効果がありませんでした。そうなれば、他に治療法が見つからないからと言ってその投薬を継続するでしょうか。
普通は一旦投薬をやめて、次の手を考えるでしょう。経済でも同様です。効果はないが他に方法がないからこれを継続するでは後が大変です。
薬の例で言えば薬には必ず副作用があります。効果がないのにその薬を使い続ければ副作用もどんどんひどくなります。
医者のメンツでなく、患者のためを思えば、効果がないと分かった段階ですぐ投薬をやめるはずです。ツマクマの時もそうでした。劇薬である抗がん剤の場合は当然です。異次元緩和も副作用のある劇薬なら、当然効果がないと分かった段階で方針変更をすべきでしょう。
劇薬は当初は効きますが段々効かなくなります。当初の効果に目を奪われていつまでもそれを使い続けるのは危険だと思います。ツマクマの抗がん剤もそうでした。
まあおじさんがいくら言っても政府日銀は聞く耳をもたないとは思いますが。明日は次女と孫が来ます。