新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

アメリカ様様です。-相場は円安株高

 先日アメリカの雇用統計が予想を上回ったので、アメリカの株式市場は大きく値上がりしました。先週のことなので、今週は日本の株式相場も値上がりが見込まれていました。

 実際予想通り今日の日経平均は396円と大幅高でした。おじさんの持ち株も都銀・地銀・電機・鉄鋼・海運と値上がりしました。ただ、電力だけは値下がりです。

 やはり円安株高の通例通りでした。ここまで100円~101円の対ドル相場が今日は102円台まで円安が進みました。雇用統計が予想以上に良かったことで、年内にアメリカの金利引き上げの可能性が出てきました。

 もし年内に金利が引き上げられると、大きく円安が進むでしょう。年内に引き上げがないと、ほとんどの投資家が見ていたので、一気に108円くらいまで円安が進む可能性があります。

 もちろん、予想で買って現実で売るという格言通り、実際に引き上げが実施された時点で円高に戻る可能性もあります。

 雇用統計が予想以上に良かったことから、民主党政権への支持が広がる可能性があります。そうなれば、民主党クリントン候補が有利ということになります。

 ただイギリスのEU離脱国民投票に見られるように、事前に甘い予想を立てるとひどいことになりそうです。今回の雇用統計の好調でクリントン有利の流れが見えます。

 これを過信して買いが進むと、トランプ当選という逆転が起こった時、大きな値下がりにつながります。イギリスショックで日経平均1000円安ですから、トランプショックでは1500円安の可能性があります。

 相場は一寸先は闇です。とくに今は業績相場でなく政策相場なので、何か新しい政策が発表された時大きく相場が動きます。

 イタリアも注目です。もしイタリアがイギリスに続いてEU離脱ということになれば、離脱ドミノが起こります。業績に注目する以上に内外の政治状況に注目しなければなりません。

 明日は銀行まわりです。