4年サイクルの対ドル相場
今日はとうとう対ドル円で100円台前半まで来ました。おかげで株式相場は日経平均273円の大幅安です。ところで、今日は何気なくこれまでの対ドル相場を見てみました。
おじさんは外貨投資をずいぶん前からやっているのですが、経年で相場を見たことは余りありませんでした。見てみると2007年から2008年にかけて現在同様対ドルで120円近いところにありました。
ところがその後一貫して円高が進んでいるのです。そして2012年頃にとうとう80円近い値段をつけました。おじさんが定年になった頃ちょうど8年くらい前ですが102円くらいでした。
ツマクマが外貨の生命保険をやった5年前は85円でした。その後アベノミックス発表で一気に円安が進みます。そして2015年頃に今度は125円近辺まできました。
輸出企業は1円の円高で数十億円単位の為替差損が出るそうですから100円割れとなれば大変でしょう。ほとんどの企業が110円くらいで経営計画を立てているはずです。
ちょっと前まで120円台だったのですから円安になると言っても最大で10円くらいだと思っていたはずです。それが20円近い円安ですから大変です。
よほど慎重な企業でも105円まででしょう。相場は流なので一旦流れができると簡単には止まりません。100円割れとなれば次は90円を目指すでしょう。
円高がこれだけ進めば企業は国内の設備投資を増やすはずもありません。おじさんはどちらかというと輸出産業の株をもっているので軒並み評価損が出ています。
評価損だけならいいのですが、無配になるところもでてがっかりです。電力のように円高の恩恵を被るところも企業の電力消費が落ちるとみられるのか株価は低迷しています。
2年連続の運用損となる可能性があります。アベノミックスが完全に失敗であることは投資家なら皆知っているはずです。傷が深くならないうちに方向転換した方がいいと思うのですが、日銀も政府も失敗を認めたくないと思っているのです。
明日は少し教会の資料作りをしようかと思っています。