新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

とうとう日経平均17000円割れです。

 今日は午前中ポステイングをして、その後前立腺検査に行きました。尿検査と血液検査は終わりましたが後は前立腺検査が残っています。

 おじさんは、前立腺肥大で薬を飲んでいたのですが、その薬は製薬会社のトラブルで生産停止になりました。それでこの半年は薬なしです。半年たったので、検査に行った次第です。

 そのお医者さんとは8年来の付き合いなので、安心して任せられます。どうも肥大が進んでいるようで、多分別の薬を飲むことになりそうです。

 さて今日の相場ですが、とうとう17000円台割れです。一時は16800円台まであったのですが、日銀の買いを意識して結構戻しました。

 結局53円安で引けました。17000円という大台は以前も書きましたがなかなか越えるのが難しそうです。今の相場がまた官製相場に戻っていることが原因の一つです。

 日銀や年金の買いが下値のかんぬきにはなるのですが、逆に大きく下げて大きく戻すことがなくなりました。上げも下げもだんだん幅が小さくなっています。

 一種のボックス相場になっています。一月の日経平均をみても8月29日の16400円台を底に9月5日には17100円台まで行きましたが、たった3日しか持ちませんでした。

 対ドルでは一時104円まで行ったのですが、結局今日も101円台の戻っています。どうもアメリカの金利引き上げ9月にはないと予想されたようです。

 もし、逆にアメリカの金利引き上げが実施されたら一種のサプライズになるでしょう。円は一気に105円台まで円安が進み、日経平均も17500円台を目指すことになると思います。

 ただアメリカの金融当局は市場との対話を好みサプライズを嫌がるので、市場が延期を予想しているのに何のサインも出さずに金利引き上げの実施をするとは思えません。

 逆に日銀はサプライズを好むので9月の会合で案外またサプライズをやるかもしれません。サプライズの内容次第では円安株高に触れる可能性があります。

 今のまま何もしなければ、まず長期金利の上昇が始まるでしょう。日銀の手段出尽くしと見られるからです。安倍政権の命でもあるアベノミックスを日銀が見放すとは思えません。

 9月にこれまでの検証をするようですが、これまでの金融政策が見当違いであったことははっきりしています。異次元の金融緩和をやればインフレ率が2%になると言った公約は全く達成できませんでした。

 マイナス金利を導入したのに円高になりました。都銀も公然と国債引き受けを拒絶しだしました。それでもまだ今の金融政策をやめられないでしょう。もし今の段階で出口政策を少しでもにおわしたらあっと言う間に国債が売られるでしょう。

 また今の低金利国債を買う投資家はいなくなります。戦争同様異次元の金融緩和も引き際が難しいです。特に短期決戦をイメージして始めたのに、長期化した場合です。異次元であるだけに、普通の次元に戻すだけでも極めて困難なのです。

 安倍さんはわが後に洪水来たれと、憲法改正を達成するまでは金融政策の変更を認めないでしょう。前述したように、アベノミックスが失敗したと知られたら支持率は大きく下がるからです。

 アベノミックスが破たんするのが早いか、憲法改正が達成されるのが早いか時間の競争です。いずれにしても、9月相場は17000円近辺でうろうろするボックス相場になりそうです。

 明日はのんびり過ごします。