新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

「年長者を祝う会」がありました。

 今日は日曜日なので教会です。礼拝後恒例の年長者を祝う会がありました。諸外国でこのような会があるのかどうか知りません。

 おじさんが洗礼を受けたバプテスト教会ではなかったような気がします。おじさんの教会では年長者は75才以上です。おじさんの教会でもだんだん年長者が増えてきました。

 今日の牧師の話では23人くらいいるそうです。70人ちょいの教会員ですからすでに3分の1が年長者です。日本の75才以上の割合より高い気がします。

 最高齢は90才台で、その方のご主人はあの有名な東条英機の秘書官をしていたという話です。現在は老人ホームに入っていますが、かくしゃくとしています。

 うるさ型なので敬遠はされています。おじさんの教会は開拓伝道と言って0から始まった教会なので既成の教会より年長者が少ないです。

 おじさんが始めて今の教会に行った時はまだ30歳前でした。それが来年70才になるのですから時の流れは速いものです。おじさんの住む地区には教団の教会は一つだけです。

 市内でも他の地区の教会はものすごい高齢化率だそうです。そういえば、先日別の教会の引退した牧師さんが亡くなったと訃報が入っていました。

 2月ほど前にも現役の牧師さんが亡くなっていました。おじさんの教会では初代牧師が88才になります。さすがに運転はできないので息子さんが初代牧師夫妻を連れてきていました。

 ところで年長者を祝う会ですが、讃美歌を歌い、みんなで食事をします。その後出し物ですが、今年は年長者が初めて教会に来た時の話でした。

 教会設立の時から来られている方もいます。最後に初代の牧師さんが挨拶して、記念品を差し上げて終わりです。来年また年長者が増えます。

 最近は若い方が来ないので平均年齢がどんどん上がっています。高齢化は日本社会全体を覆っています。お寺の高齢化・無住化も進んでいるようです。教会の場合牧師がいないのを無牧と言います。

 地方の小さな教会では無牧化が進んでいます。田舎のお寺と同じで会員(檀家)が少なくて十分な謝儀が払えないのです。

 これから進む少子高齢社会で宗教施設(お寺・神社・教会)を維持するのが難しくなりそうです。今日の年長者を祝う会を見ながらそう思いました。

 明日は家で教会の仕事をして過ごします。