嵐の前の静けさー株式相場は小動きです。
いよいよ日米の金融政策に関する会議が始まります。今日の株式相場は寄り付き下げた後一時大きく値上がりしましたが、結局日経平均27円安で引けました。
見送りとなった場合でも、すでに相場は見送りを織り込んでいるので、突然相場が大きく値上がりする可能性は低いです。とは言っても悪材料出尽くしということで再び値上がりする可能性も捨てきれません。
対ドル相場で言えば今日は対ドル101円台でした。一時104円台まで行ったのですが、こちらも金利引き上げなしと見て常識的な線に落ち着いています。
対ドル相場は金利引き上げなしでも大きく動くことはないでしょう。101円というの居心地の良い水準です。これが100円を割るようだと一気に95円くらいまで来る可能性があります。
日本の金融政策ですが、これについてはさまざまな意見が飛び交っています。まずはっきりしているのは、現在の金融政策を大きく変更する可能性はないことです。
投資家もアナリストも日銀の金融政策が失敗だとは思っていますが、一度振り上げたこぶしは簡単には下せないのです。それでは追加の金融緩和があるかないかです。
国債の買い入れを増やし、長短金利差の問題は放置し、マイナス金利の深堀もやるとなると、今後金融機関の日銀への協力が難しくなるでしょう。金融機関も危機感を抱いて政府与党への働きかけを強めるかもしれません。
サプライズとして外債購入があります。日銀は為替政策にかかわる問題には触れないというのがルールですが異次元なのでなんでもありで手をつけるかもしれません。そうなれば、対ドル104円はもちろんそれ以上円安になるかもしれません。
ちなみに日経先物では16300円台まで下げています。明日はポステイングの準備で忙しいです。