日米の金融政策が出ました。-明日の相場は
昨日日米の金融政策が出ました。予想通りだったのはアメリカの金利引き上げ延期です。最初は引き上げはないだろうとうの予想だったのですが、経済統計が順調だったので、案外引き上げるかもという予想になりました。
おかげで、アメリカの株式相場は大きく下げていました。ところが予想を下回る雇用統計などが出て、一転引き上げはないだろういう予想になりました。
おじさんも引き上げはないと思っていました。おかげでアメリカの株式相場は大きく上げました。163ドル高だったようです。
ただこれまでどこの国の中央銀行もやったことのない政策なので本当にうまくいくのか疑問視する声もあります。2年以内に物価を2%上げると言ったのに3年以上たっても物価は上がりません。
おじさんは年金が収入の大半を占めるのでデフレは大歓迎ですが、それでもス―パーに行くと商品が結構値上がりしています。
物価が上昇しない理由としてお金が市中に出回らないからだとするリフレ派の意見は見当違いです。需要の減少がデフレの最大の理由です。
供給がそのままで需要が減れば価格が下落するのは理の当然です。高齢者がこれだけ増えているのに、需要が増えるはずはありません。高齢者は生活必需品以外買いません。
また非正規雇用が増加しています。若者も将来が見通せないのにどんどん消費するはずもありません。ところで、明日の相場ですが、株式相場は値下がりという意見が多いようです。
先ほど見た先物相場では16600円台でした。昨日は300円以上の値上がりだったので、その半分くらい戻すでしょう。とくに金融関連株は上がりすぎです。
そんなに金融機関の業績が昨日の日銀の金融政策で改善するはずはありません。マイナス金利の深堀も手段としては残されています。金融株あたりから明日の下げは始まるでしょう。
100円割れをすると一気に95円台まで行きそうです。100円割れまではいかないだろうというのが大方の予想です。おじさんはドル資産を結構もっているので、円高は困ったことです。
あの対ドル120円台の頃が懐かしいです。多分あんな円安水準は3年以上経過しないと来ないでしょう。明日の株式相場が注目されます。