「シベリア出兵」(中公新書)を読む
今日は雨の中ポステイングでした。本格的な雨の中のポステイングは初めてです。とても大変でした。それでも何とか無事終わることができました。
最近読み終わったのがタイトルの本です。副題として「近代日本の忘れられた七年戦争」とあります。また帯には「極東ロシアへの侵攻 酷寒の大地で、なぜ七年も戦い続けたのか」とあります。
おじさんも受験は日本史でやったので、シベリア出兵については知っていました。歴史の教科書ではシベリアに取り残されたチェコ軍団を救出するために各国が共同して出兵したというものです。
印象的だったのは、すでにこのころから現地軍が自分たちの思惑で東京の政府と無関係に軍事行動を起こしていたことです。
また日中戦争同様膨大な資金と大きな犠牲を出したのだから何とか得るものがないと戦争をやめることができないという考えがあったようです。
組織の考え方ややり方というものはすぐにできるのではなく、ある年数を得てそれが定着していくものだと思いました。
シベリア出兵の頃はまだ大正デモクラシーと言われた時代だったのです。一度始めた戦争を終わらせるのがいかに大変かと言うことを知らされました。
明日は来週の火曜日から始まる授業の準備をします。来週から授業が始まるので忙しくなります。