新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

迷走する市場

 今日は一日安値の展開でした。昨日は原油減産で合意したという報道を受けて一斉に値上がりしました。その前は値下がりしていました。

 上がったと思ったら下がる展開が続いています。今日の下げはドイツ銀行の経営不安を巡ってです。この件は一時収まったかに見えたのですが、また再熱しています。

 アメリカの株式市場も昨日は195ドル安です。18143ドルまで来ましたのでもう一段の下げがあると18000ドル割れと言うことになります。

 一時は20000ドル台まで行ったのですが、その後はご存じの通りです。対ドル相場も101円台だったのが、100円台に円高に振れています。

 今日の海外の対ドル相場では100円台前半まで行くだろうと言う予想です。日経先物でもすでに16300円台をつけています。

 9月も今日で終わりますが、10月の相場も波乱含みです。10月にはアメリカ大統領選挙の方向が見えてくるでしょう。年内のアメリカの金利引き上げはないとは思います。

 今は世界中が不安定な経済状況になっているし、アメリカだけが好景気というわけにはいかないようです。政治的には北朝鮮問題も気になります。

 トランプ氏が大統領になったら、北朝鮮への先制攻撃ということもありそうです。また来年早々衆議院の解散があるとのうわさもあります。

 取りあえず大きな変化がない限り17000円台以上の値上がりはなさそうです。どうみても円高傾向が円安傾向に変化する可能性はありません。

 仮にアメリカが来年早々金利を引き上げてもそれほど大きな幅にはならないでしょう。今の状況ではアメリカ経済だけが好調になるとはとても思えないのです。

 ところで今日は全面安だったので、おじさんの持ち株も全面安です。アベノミックスが始まった当初に株式投資を始めた人はほとんど含み損を抱えていると思います。

 今日のニュースでも金融資産の総額が減少したと報じていました。とくに投資信託の減少幅が大きいようです。預貯金から投資へとこれまで何回もPRしてきましたが、どれもことごとく失敗です。

 今回の下げを見て新しく投資を始めたひとは、やっぱり投資は怖いということで、撤退していくでしょう。特に年金が大きく損失を出した報道を見たらそうです。

 確かに投資は怖いと思います。若いうちから始めるならいいのですが、大切な老後資金を投資へまわすのは危険だと思います。

 明日は忙しくなる前の最後の土曜日なのでのんびり過ごします。