新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

やはり厚い17000円の壁

 昨日は学校の上にポステイングの準備があって忙しかったのでブログが書けませんでした。今日何とか配布を終わってこれを書いています。

 季候が涼しくなって配布にはありがたいです。さて2日前日経平均17000円越について書いたのですが、昨日すでに17000円割れをしていました。

 今日は持ち直すかと思ったのですが続落です。今日は前場は高かったのですが後場下げています。結局65円安の16774円で引けたようです。

 以前から書いているように17000円の壁は厚そうです。とにかく日本経済を取り巻く状況が不透明すぎます。以前であれば企業業績だけを見て居れば良かったのですが、今は国内政治に国際政治までみなければなりません。

 特に政府日銀の株式市場への介入が大きすぎるので、純粋な企業業績だけを見た投資が難しいです。特に政府としては政権維持のために日銀や年金を使って相場に介入しているのですからどうしようもありません。

 これまでの政権ではなかったことです。また日銀の金融政策がこれまでと全く違っていることも相場をどう見るかに大きな影響があります。日銀自身が異次元と言っているのですから、これまでの次元では判断できないのです。

 海外の政治も大きな影響があります。イギリスのEU離脱がその典型です。まさかという政治的な選択が行われました。いよいよ来年3月から離脱交渉に入るようですが、これがどんな展開になるかも注目されます。

 それにアメリカ大統領選です。これまでまさかの展開があっただけに、どうなるか分かりません。アメリカ大統領選挙の結果次第ではアメリカの金利引き上げもどうなるか分かりません。

 というわけで、相場が全く読めないのです。対ドル103円日経平均16700円というのが一番心地よい水準なのかもしれません。

 懸念材料のアメリカ大統領選挙がもうすぐ始まります。ここでクリントン氏が勝利し、12月にアメリカの金利引き上げがなされるなら、相場展開も安定するでしょう。

 逆にトランプ氏が当選し、金利引き上げが延期されるとなると対ドル相場は一気に100円割れ、株式市場は16000円割れへと突入するでしょう。

 そんなことはおじさんでも分かるので、ほとんどの投資家は年内様子見を決め込んでいると思います。救いは持ち株の某電機株が連日年初来高値を更新していることです。

 あと20円くらい上がれば買値になります。この株は一時買値の半分まで落ち込んだのですが何とか戻しています。買値に接近していた某地銀株はあっという間に値下がりです。

 上げ100日下げ3日とはよく言ったものです。明日はのんびり過ごします。