「孔子学院」をご存じですか。-日本語教育と中国語教育
昨日は学校から帰った後ポステイングの準備がありました。折り込み広告の量が多くて結構時間がかかってブログはお休みしました。
今日の日経平均は久しぶりの大幅高でした。おじさんの持ち株で一番買値に近い某電機株は昨日年初来高値を更新した後大きく下げました。今日は何とか戻しましたが、そろそろ天井のようです。
サイトにもありましたが、国の政策であるがゆえに講師も優秀な人材が用いられており、教材にも工夫がなされています。おじさんも中国の大学に居た時孔子学院について知りました。
外国で勉強したり仕事するためにはその国の言語をかなり高いレベルで習得しなければなりません。習得のためには言語取得のためのシステムや優秀な教員が必要です。
日本語教育の場合残念ながら教育システムも講師も十分ではありません。今ものすごい数の留学生が日本語学校にいます。以前なら中国・韓国・台湾などの漢字圏の学生ばかりだったのですが、今はベトナム・ネパールの学生が中心です。
一つはそもそも日本に来る留学生の質の問題です。中国に来る留学生はそもそも放課後アルバイトなどしません。というより中国では安い給料で働く人が大勢いるのでアルバイトがないのです。
その代り中国での留学生活は生活費が安いので何とかなります。ところが以前教えて学校も今の学校も留学生はアルバイトをするために来ているようなものです。
アルバイトのために午前中だけ授業で午後を空けています。日本政府からの支援は全くないので数十万円の授業料を稼ぎ同時に生活費も稼がなければなりません。
日本での生活費は結構高いです。アルバイトを中心に生活しているようなものです。語学習得のためには、今日習ったことを復習し、次回のことを予習しなければなりません。
ところが、留学生は午後のバイトで疲れ果てています。もちろん意欲があればアルバイト先で日本人と会話したり、言葉を教えてもらったりできますが、どうもそうではないようです。
授業でも漢字の読み方を勉強したのだから発音してみなさい、とか例文を発音してみなさいというのですが、皆疲れているのか意欲がないのかだんまりです。
教える側の講師も待遇が悪いです。公立学校の非常勤講師以下の時給です。そもそも留学生が払える授業料は限界があります。政府の支援がないのですから、学生の授業料だけでは十分な手当が出せないのです。
こうすれば、日本語学校で2年、専門学校で2年、大学で4年留学生を自校のとどめることができます。その間授業料を確保できるのです。学生は長い間日本でアルバイトできるので喜びます。
おじさんが見る限り非漢字圏の学生が日本語を習得するのは極めて困難です。その上アルバイトですから、日本語能力の向上は難しいです。
講師でいえば、人の入れ替わりが激しいです。講師は少しでも条件の良いところを目指して異動します。今働いている専門学校は日本語教師としては破格の待遇ですが、学校全体のわずかな割合しか留学生がいないからできるのです。
中国が深慮遠謀でまず中国を理解してもらうために学校を作り政府が援助しているのに対して日本は民間任せで、ほとんど日本語習得に成果が上がっていない状態です。
語学教育の面では完全に日本は中国に負けていると思います。明日はのんびり過ごします。