二つの補欠選挙ー自民党の勝利か
今日も日経平均は100円以上の値上がりでした。と言ってもおじさんの持ち株はごちぼちです。さて、今日は日曜日に行われた補欠選挙についてです。
都連が押した知事選の候補者は都連が押さなかった小池知事に負けてしまいました。今回の候補者については都連が除名勧告を出しませんでした。その他の都連に意向に反して小池知事を応援した議員には除名勧告を出しています。
一人だけ除名勧告を出されなかったのですが、当選した候補者は当然都連から言えば除名に値する議員です。ただ小池人気に乗って勝つために除名をあきらめたのです。
一方福岡の補欠選挙も構図がよく似ています。県連が県連代表の息子さんを推薦したのですが、亡くなった候補者の息子さんが出ました。
普通候補者が任期途中で亡くなってその親族が立候補するとその候補者を応援するのが普通です。世に言う弔い合戦で亡くなった議員の親族が勝利する可能性が高いのです。
選挙には物語性(ストーリー性)が必要だと言います。逆に言えば物語を作った方が勝ちなのです。新潟知事選の場合、原発をどうするかという物語を作りました。
福岡では親が亡くなってその子が頑張っているだから応援してやろうという物語ができました。福岡の野党候補者はインドの大使館に勤務していた方です。
知名度でいえば問題になりません。ただ選挙期間も短かった割には健闘していると思います。県連が応援した県連幹部の息子さんより多く得票しています。次の総選挙あるいは参議院選挙まで運動を続ければ、インドから帰ってきてよく頑張っているという物語ができます。
新潟知事選や鹿児島知事選で分かるように、今の政権は決して盤石ではありません。しばしば地方の反乱に悩ませれているのです。
以前も書きましたが、変化は地方から起こります。中央の人には地方の動きが実感できないのです。これも以前書きましたが、明治維新も250年間も続きその基盤も盤石と思われた江戸幕府が地方の薩摩や長州に敗れたのです。
どんな権力でも長く続けば腐敗します。国民から飽きられてきます。自民党は総裁任期を延長するようですが、政治学の基本の基本をどうも忘れているようです。長ければ長いほど政治権力はその終わり方が悲惨なのは歴史の示すところです。
民主主義のお手本のようなアメリカでも任期は8年なのです。水曜日と木曜日は仕事が忙しいのでブログはお休みです。次のブログは金曜日になります。