選挙は投票箱が閉まるまで分からないーアメリカ大統領選挙の行方
いよいよ来週はアメリカ大統領選挙です。これまでの選挙と違って全く予想不可能です。アメリカ大統領選挙は世界に大きな影響を与えます。
特にトランプ氏が当選することになれば、全く予想できない事態が到来しそうです。株式相場でいえば日経平均で良くて500円悪くすると1000円以上の下げになるでしょう。
また対ドル相場もアメリカの政策不安から取りあえずドルを売る動きになるでしょう。対ドルで101円台まで来ることは間違いありません。
外交防衛にについても大きな転換を各国は求められるでしょう。今安倍政権が取り組んでいるTPPなど真っ先に意味を失うことになります。
トランプ氏はTPPに大反対なのです。ドル高も容認しないと思われるので101円どころか100円割れも考えられます。対中国政策や対中東政策も不透明です。
これまでの討論会でも具体的な政策論争は行われませんでした。それゆえトランプ氏の政策は漠然としています。逆にクリント氏が当選すれば、今までの政策を踏襲することになるでしょう。
そのクリント氏ですが、新たにメール問題が出てきました。ある評論家は結構ダメージになると述べ、別の評論家はいやそれほど問題ではないとします。
支持率についてもいろいろ変化しています。一つ言えることは以前の報道されたクリントン氏の圧勝はなくなったようです。根強いトランプ人気があるようです。
それはアメリカの現状に対するいら立ちでしょう。どうすればよいのか分からないがとにかく今までの体制を壊したいという思いです。サンダース氏が支持を集めたのにもつながると思います。
さらには、政党支持者は候補者が誰になってもその政党が選んだ候補者を支持するという気持ちもあると思います。日本でも落下傘候補者が当選するのはそのためです。
おじさんは僅差でクリントン氏が勝つと思いますが選挙だけは投票箱が閉まるまで分かりません。先の新潟知事選でも同様のことが起こったからです。
クリントン氏が従来の路線を引き継ぐと書きましたが、トランプ氏やサンダース氏のようなこれまでは異端と思われた候補者が登場したことには留意するでしょう。
簡単に言えば内向きの政策を取らざろう得なくなると思います。次に問題のなのは議会選挙です。大統領に誰がなっても議会の支持がなければどうにもなりません。
今のところ相場はクリントン氏有利で来ているようです。イギリスのEU離脱問題でも相場は残留決定で来ていました。そのため離脱決定で大幅下落しました。
アメリカ大統領選挙でも同様なことが起きる可能性があります。治に居て乱を忘れずです。と言っても取りあえず買値を越えている銘柄がないのでどうしようもありませんが。
明日は学校のスポーツ大会で授業はお休みです。ポステイングの準備だけします。