新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

やっと落ち着いて株式相場

 久しぶりの株ネタです。トランプショックもやっと落ち着きました。トランプ大統領誕生で一時1000円近く株式相場は下落しましたが、昨日でそれを越えて値上がりしました。
 今日は10時過ぎに家を出ました。繁華街の本屋さんに行ったのです。家に帰ってサイトを見ると午前中大幅に値上がりしていたのに引け値は30円高でした。
 今日一日で280円近い値動きです。昨日の余熱を引き継いだ午前中の相場が午後になって急速に熱が冷めた状態です。
 昨日の値上がりはアメリカの市場がトランプ大統領の経済政策が景気刺激的なものになると見て買いが入ったのでしょう。おまけに強いアメリカを目指すという発言から対ドル相場ではドルが買われました。
 一時対ドルで101円台まで来ていたのに今日の対ドルの終値は106円台です。
 数日で5円以上の値動きですからFXなどをやっている人は大変でしょう。本来なら対ドルで106円台なのですから、大きく株式相場も上げて良かったはずです。
 しかし、終わってみればなんとやらで、たった30円ほどの値上がりです。やっと相場も冷静になったのだと思います。そもそもトランプ氏の選挙前後の発言はほとんど実行不可能なものばかりです。
 本当に彼が言っていることを実行したら世界中が大変なことになります。本人も自分が勝利するか半信半疑だったのではないでしょうか。とにかく落選してもいいから言いたいことを言うという姿勢でした。
 しかし、世界一の大国の大統領になったのですから、全てに重い責任が出てきました。極端に言えば自分の判断一つで世界を破滅させることもできるのです。
 翻って考えると、これからトランプ大統領がどんな政策を行うのか全く不明です。もし彼に政治経験があれば、それまでの政治運営から判断がつくはずです。しかし、政治家としては全く未知の存在です。
 現実として何をするのか全く不明です。経済問題でも本当にTPPから離脱するのでしょうか。離脱するとなれば、今回の与党の決議は待ったく無駄に終わります。
 日米安保解消となれば、尖閣問題など風前の灯火になるでしょう。自主防衛などと言いますが、急にそんなことが出きるはずもありません。
 中国に高い関税をかけたり、メキシコの工場をアメリカに戻したりなど現実に行えば貿易戦争になってしまいます。さりとて昨日書いたように、現実的な政策を取れば変化を期待した支持者を失望させるでしょう。
 政治において皆を満足させるものはありません。もともと政治とは妥協の上に成り立つのです。その妥協は外から見ればいらだたしい物に見えるでしょう。
 しかし、あれかこれかでは政治は行えません。もし強引にそれを行えば大きな緊張をもたらすでしょう。すでにトランプ氏は気がついていると思います。
 暴言では政治はできません。世界を動かすことはできないのです。それだけにこれからどんな政策が実施されるのか世界は固唾を飲んでも守っています。もちろんおじさんも同様です。
 持ち株のうち某電機株がほぼ買値に達しました。これからの先行き不安を考えると少しでも利益が出た段階で処分しておきたいと思っています。某地銀株ももう少しで買値になります。
 こちらは配当があるのである程度利益が出たら売ろうと思っています。今年いっぱい相場がどうなるか先行き不透明です。明日は孫と次女が来ます。