予想で買って現実で売るのかートランプエコノミクス
先週大きく日経平均が値上がりしたので、今週はどうかと思ったのですが、今日も大きく値上がりしました。とうとうおじさんの持ち株のうち某電機株だけが買値に達しました。
おじさんの持ち株は日経平均が18000円台にならないとほとんど売買益が出ません。もう少しなのが、某地銀株です。後30円くらい値上がりすれば買い値になります。
全く見通し不透明なのが某海運株と某鉄鋼株です。某都銀株も買値を大きく下回っていますが、配当がいいので持続です。
ところで今回の値上がりですが、一番大きいのはトランプ氏の経済政策への期待でしょう。トランプ氏の経済政策を現在段階で分析すると、一つは保護主義です。
今日の報道ではメキシコとの間に壁を作る政策は実行に移すようです。すべての選挙前の公約を実施するとは思えません。ただ、比較的問題の少ない政策や国民の大半が望む政策は実施するでしょう。
だから、高い関税をかけたり、TPPのような自由化政策に反対しているのです。これは何らかの形でやらないと投票した国民が納得しないでしょう。
次が景気刺激策です。一つは日本のような公共事業です。アメリカは国土が広いのでいくらでも公共事業ができます。高度成長期に作った橋や高速道路が傷んでいるのでその改修などもできます。
そうなるとオールドエコノミーの株が上がって、逆にニューエコノミーの株が下がっているようです。実際日本でも金融株や鉄鋼株などが上がっています。
問題は国内産業を保護し関税を高くして保護主義を取ればアメリカ自身不利になるということです。つまり安い値段で品物が海外から入ってきません。また優秀な移民もトランプ政治を嫌ってアメリカに来なくなる可能性もあります。
1月までトランプ氏がどのような政策を取るのか不明です。全く予想がつきません。今はトランプ氏の政策の一面だけを見て買いが入っていますが、現実の政策が明らかになった時、買えるのかという問題があります。
おじさんは反トランプですから、先行きに不安を感じています。もうすこし、トランプエコノミーへの期待で円安株高が進めばどこかの段階で利益確定の売りを考えています。
さてさてどうなることやら。明日は授業です。