新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

カジノ解禁について

 今日も株式相場は値上がりです。どこまで行くのか全く行先不明で、取りあえず流れに乗っていくだけです。おじさんの持ち株の某電機株は今日も年初来高値更新です。
 今日はポスティングと前立腺の検査がありました。担当の先生は愉快な方で、患者さんに合わせて話題を変えます。前の方は焼酎の飲み方について話しておられたようです。(声が大きいので診察室の外まで聞こえます。)
 おじさんとはアカデミックな話です。以前は医学論文をコンピュータで打ち出して説明してくれました。長年の付き合いなので、中国の大学に行ったことも、某特殊法人立の専門学校に行ったことも知っているのです。
 ところで今日はカジノ解禁について書きます。以前から議論のあった問題でなぜ突然これが浮上したのか分かりません。どこからか圧力があったのでしょうか。
 おじさんはもちろん反対です。カジノというと聞こえが良いのですが結局はばくちです。ギャンブルです。そんなもので経済を活性化させようとするなど論外です。
 保守派の人は道徳とか伝統とか主張しますが、カジノ反対の声は余り聞こえてきません。マカオなどを見てもカジノだけで経済が活性化するものではありません。
 よく言われるように、カジノと並行して様々なエンターテイメントがあって成立するのです。アメリカのラスベガスなどはそうだと聞きました。日本にそこまで世界中の人を引きつけるエンターテイメントがあるでしょうか。
 またギャンブルに付き物なのが反社会的勢力との結びつきです。さらにある大企業の経営者がギャンブルで身を持ち崩した話も有名です。お金持ちでもギャンブルにはまるとあっと言う間に破滅するのです。
 入場を制限するからという考え方もありますが、そんなことをしなければならないようなものをそもそも作る必要はないのです。
 日本のパチンコが大衆ギャンブルでは有名です。外国ではパチンコに該当するギャンブルはありません。競馬のように紳士のスポーツならイギリスにありますが、少額で庶民がやるギャンブルは世界的に見て少ないです。
 パチンコのように少額から始められるものでも、依存症で家庭を破壊するケースもあります。何でもそうですが最初はちょっとした賭け事から段々規模が大きくなるのです。
 パチンコや競輪・競馬・競艇から次はカジノへと段々ギャンブルの幅が広がってくるでしょう。与党の公明党の中でも賛否両論あったようです。
 公明党の支持母体である創価学会の婦人部などは大反対のはずです。もし国民投票をやったら反対が多数を占めるのは明らかです。女性のほとんどが反対するでしょうから。
 ただ現状では安倍政権が何をしても安倍政権支持が下がりません。もしカジノ法案に国民が反対するなら、一番効果的なのは安倍政権の支持をやめることです。
 今圧倒的な国民の支持で安倍政権は万能感をもっています。極めて危険な状態です。アベノミックスもほぼ破綻状態となり、安倍外交の最大の柱であるTPPもほぼ破たん状態となり、対ロ外交にも黄信号から赤信号にかわりつつあります。
 それでも国内の支持は変わりません。かって近衛内閣は圧倒的な国民の支持を得ましたがその政策は破綻しました。おじさんがこんなブログで何を書いても情勢は変わりませんが、書かずにはおられない心境です。
 明日は近くの資料館に行く予定です。