トランプ相場ー調整か踊り場か
今日は大掃除が早く済んだのでこれを書いています。今日の相場はこれまでと様相を一変させて一気に値下がりしました。
一時日経平均で19000円台まで進みました。もう少し下げたら19000円割れしていたところです。さすがにそこまで行かず256円安で19100円台で止まりました。
今回のトランプ相場の変調は今週に入ってからありました。一時は20000円台まで行くのかと思われた勢いがなくなったのです。
さすがに大きく下げることはありませんでしたが、ほとんど相場は膠着状態でした。アメリカの株式市場も昨日は大きく下げました。100ドル以上の下げです。
対ドル相場も117円台から116円台へと円高が進みました。問題は年明けどうなるかです。今回の値上がりはアベノミックス登場直前に似ています。
アベノミックス効果への期待から大きく上げたのです。ただその勢いが余りに早すぎたので、その後一時調整局面に入りました。
今回のトランプ相場も何の具体的政策もないのに、株価だけが政策期待から値上がりしたのです。逆にどんどんトランプ氏の大統領就任が近づくと、どんな政策が出てくるのか投資家は不安になっているのです。
まさにアベノミックスも期待で買って現実で売るです。今投資家でアベノミックス効果を信じている人はほとんどいないでしょう。
専門家の間でも政治家の間でもアベノミックスが話題になることが少なくなりました。というより、いつアベノミックスから撤退するのかが話題になっています。
先のアベノミックス相場から考えるとしばらく調整が続くのではと思っています。少なくとも年内大きく値上がりすることはないと思います。
今年の相場も後わずかなので、ほとんどの投資家は年内様子見というところでしょう。ところでおじさんの以前の持ち株の某電機株が今日も大きく下げていました。
やはり相場は一寸先は闇です。先週売っていなければ、数十万円単位で含み損が出ていました。わずかながらでも利益を出して売れたのがありがたいです。
一番怖いのはトランプ親大統領が国内産業維持のためドル高是正をやることです。この政策を打ち出したとたん、対ドル相場は110円台まで円高が進むでしょう。
金利引き上げによるドル高か国内産業維持のためのドル安かトランプ新大統領の政策が注目されます。明日は銀行廻りです。