見通し不透明な2017年の国際情勢
今日は今年最初のポスティングでした。夏と違って疲労が少ないので3時間くらいで終わりました。ポスティングの大敵は暑さと雨です。今日は冬の割には温かくその上晴天だったのでありがたかったです。
リベラル派が大きく後退しました。理想より現実、グローバリズムよりナショナリズム、自由主義経済から統制経済へです。発端はイギリスのEU離脱です。これはたまたまの出来事かと思ったら、予想外のトランプ氏の当選です。
世界をリードしてきた英米でこれだけの変化が起こったのですから、世界の潮流は大きく変わりました。時代は振り子のように左から右に動きました。
今年はそれがさらに拡大すると思われます。そのうち日本にもやってくるでしょう。取りあえずトランプ氏の外交経済政策が現実のものになるまで全く先が見えてきません。
今の段階では反中親ロ路線だと言われてきました。また中東においてアメリカの軍事介入があるとも言われます。中国の海洋進出についても強い手段で阻止するともいいます。アメリカの伝統的な東アジア政策である一つの中国論も認めないとも言われます。
そもそもトランプ氏は経営者であって外交や政治経験がありません。アメリカ国民にはそれが新鮮に映ったのでしょう。しかし、素人が外交や政治を行うとうまくいかないことが多いです。
外から見ると政治や外交など誰でもできそうだし、なぜこれをやらないのか、これをやれば簡単に問題が解決するのにと思われることがあります。
しかし、それができないのはそれなりの理由があるのです。トランプ氏がそれを無視すれば、必ずその反動がくるでしょう。アベノミックスも発表された時は大変な影響を与えましたが、今ではすっかり忘れられています。
中国に対して強気で出ても中国が簡単にへこむとも思えません。逆に国民の間で反米感情が高まる可能性があります。共産党は嫌いでも中国がアメリカに疎外されていると知れば中国国民のナショナリズに火をつけるでしょう。
中国国民にとって台湾が独立するようなことは認められないと思います。親ロシア路線もウクライナ問題などで反ロシア共同戦線を組むヨーロッパ諸国を刺激するでしょう。
普通なら今年はこうなると予想を立てるのですが先述したようなわけで全く予想が立ちません。トランプ相場がいつまで続くかも不透明です。円安も117円で止まっています。
毎日ニュースを見ながらこれからどうなるか考えるしかありません。明日は実家へ新年挨拶に行きます。