新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

2017年相場も不透明です。

 年初の大発会は大幅高となったものの、このところ相場は値下がりしています。今日も日経平均66円安で引けています。もちろんおじさんの持ち株も下落です。
 相場は足踏み状態です。やはり予想で買って現実で売ると言ったところでしょうか。対ドル相場も頭打ちです。117円台が長く続いたのですが、116円台へ後退しています。
 そもそもトランプ相場は何の根拠もなく上がり始めたのです。まだ就任もしていないし、現実にどのような経済政策を打ち出すかも不明です。
 国内産業が海外へ出るのを防止するため、海外進出を計画している企業に圧力をかけています。これは安倍さんが企業に賃上げを要求するのに似ています。
 小泉さんの時新自由主義経済と言って、経済のことは民間に任せて国は口を出さない流れになりました。それが、今では日本だけでなくアメリカでも国が企業活動に口を出しています。
 つまり新自由主義は終焉を迎えたのだと言えます。アメリカの金融当局への政府の介入も強まるでしょう。日銀=政府と同様です。
 となるとアメリカの金融当局が利上げにどう対応するかが問題になります。今のところ年内に3回程度の値上げがあると見られています。
 しかし強いドルは輸出産業の妨げになります。ドルが強くなれば国内より国外で生産した方が良くなります。そんな流れをトランプ氏が認めるでしょうか。
 もしドル高の流れが変われば日本の株式市場は大きな影響を受けるでしょう。102円台から一気に117円台まで来ましたが勢いもそこで止まりました。
 一度勢いを失うと次に勢いをつけるのに時間がかかります。取りあえず年初は上げ傾向としても年央以降どうなるか不明です。
 この点は国際情勢も同様です。対イラン強硬策を取れば、石油市場に大きな影響が出るかもしれません。一つ言えることは、トランプ外交が大きな国際的な緊張をもたらす可能性があることです。
 中東だけでなくアジアもそうです。それに韓国情勢も全く不透明です。ヨーロッパの選挙も分かりません。それどころか、これからの国内政治の先駆けともなる都議会選挙も小池新党でゆれています。
 都議会選挙の結果は次の政治情勢の先駆けとなるのです。すでに自公連合は破綻をきたしています。これは国内政治でもそうです。
 長期にわたって続いた自公連合がとうとう分かれる可能性もあります。しかし、すでに橋下さんの率いる維新にはかっての力がありません。
 国内情勢も混とんとしています。とりあえず個人投資家であるおじさんは様子をうかがうだけです。明日は繁華街にでます。