新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

トランプ大統領就任後の相場展開

 今日がトランプ大統領就任後最初の相場でした。注目されたのですが、結局日経平均246円安で引けました。一時100円台まで戻したのですが、結局この値段でした。
 19000円割れです。大統領選挙後大きく上げ、大発会もも値上がりという近年まれな相場のスタートだったのですが、就任演説がアメリカ第一主義では相場も委縮してしまいます。
 就任すれば考えを変えるかもと言われていたのですが、相変わらずのトランプ節です。とうとうTPPも廃止ということになりました。
 今後アメリカに働きかけて何とか参加してもらおうという意見もありますが、就任第一声が廃止なのですから気持ちが変わることはなさそうです。
 というわけで対ドル相場も円高に振れています。いつも書いているように117円台が続いたのですが、とうとう115円も割れ、113円台まできました。
 もう一段の円高も予想されるので110円台まで円高が進む可能性も高いです。また相場も業績相場からやや仕手っぽい相場になっています。
 膨大な損失を出した東芝日経平均に逆行して大幅高になっています。東芝は浮動株が多いし値段も手ごろなのでマネーゲームに向いているのでしょう。
 また東芝は膨大な数の従業員を抱えているし、日本を代表する大企業なのでつぶすには大きすぎるという考えなのでしょう。
 しかし、日航でも分かるように、どんな大企業でもその寿命がきたら倒産します。倒産しないとしても、利益の出ている部門を分社化して、本体は抜け殻ということもあります。
 シャープの方も一時仕手化しかかったのですが、今はそうでもありません。東芝が先で持ち返す可能性は極めて低いでしょう。
 おじさんの持ち株も今回の下げにお付き合いしています。週刊誌が株を取り上げたら相場は終わりだと言われます。
 つまり玄人がすでに買いを終えた最後の段階で週刊誌を見て初心者が買いに入るという構図でしょう。初心者に売り抜けた後大きく相場は下がるのです。
 最後のババを掴むのが初心者ということになります。この展開はアベノミックス相場の初期にそっくりです。そろそろ外国人投資家も売りに入ると思います。
 どう考えてもトランプエコノミーが日本にとって有利とは思えません。と言って保護主義アメリカが立ち直るとも思えません。
 外交においても極端なイスラエル寄りの政策を取りつつあります。こんなことをすれば親米の中東諸国も離れていくでしょう。
 まず就任早々イスラエルの首相と会ったり、中国のいやがる台湾の総統と電話したりと外交の常識からはずれたことばかりをしています。
 年末には想像もできないような世界の混乱が予想されます。当然経済も全く先行き不透明です。こんな時は静かにしておくのが一番です。
 3月には配当落ちもありますし、6月には配当がきます。それを楽しみに厳しい冬を過ごします。明日は忙しいのでブログはお休みです。