動き出したトランプ政治
いよいよトランプ大統領が誕生し、トランプ政治が動き出しました。早速トラブル発生です。特定国出身者の入国制限を始めて、世界中が大混乱です。
もちろん、どんな場合でもトランプ大統領を支持する人がいます。日本のサイトを見てもトランプ氏の政策を支持する人の意見が出ています。
トランプ政治を見る時、いつもアベノミックスのことを思い出します。アベノミックスも発表当時急速に円安株高が進みました。アベノミックスに期待する意見も多くサイトに登場しました。
まるで世直し前夜みたいな感じでした。本屋さんでもアベノミックスで日本がよみがえると言った主張の本が沢山ありました。その一方で中国は崩壊するという本も多かったです。
現実はどうでしょう。今本屋さんに行ってもアベノミックスに関する本はほとんどありません。サイトでも取り上げられることはほとんどありません。
トランプ大統領の登場を期待する意見も多かったのですが、現実に政策が動き出すと、余りの政策遂行のずさんさに呆れてしまいます。
ひとつの政策を実行するには十分な準備と計画が必要なのです。とくに世界最大の覇権国の一挙手一投足は世界中が注目しています。
とくにトランプ大統領のようなワンマンタイプの経営する企業の場合そうです。他の部署とすり合わせしたりせずに何でも自分の意見が通るのです。
それだけでなく、自由の国アメリカのイメージを著しく壊すことになります。人はお金があるだけでは尊敬しません。その人の生き方や理想の高さに尊敬の気持ちを持つものです。
今回の政策でアメリカに失望した人も多いと思います。アメリカべったりだった安倍首相も困っているでしょう。トランプ大統領の機嫌を取るためにはアメリカの要求をのまなければならないし、そうすれば国内で反発が起こります。トランプ大統領は人の意見を聞くのが大嫌いですから、下手に安倍首相が意見すれば大変なことになりそうです。
こんな独裁的な政治を行うなら、中国のことを言えないという人も出てくるでしょう。中国政府に反感を持っている中国国民も自由の国アメリカでもあんなものかと思えば中国政府のことを悪く言えなくなります。