文部科学省の天下り問題について
今日は午前中授業でした。後期試験も終わっているので学生さんのやる気は最低です。後期試験から1月も授業があるのです。前の学校は後期試験が3月にあって、試験が終わって1週間くらいで休みでした。
試験が終わって帰国する学生も多かったです。今の学校は試験が終わっても帰国できません。ただやる気がないので教える側としては大変です。
というと文部科学省だけが悪いようですが、そんなはずはないと思います。どこの省庁もやっているはずですが、要領よくやっているだけです。
普通の企業であれば、同期入社であってもどんどん差が出ます。もちろん後輩に抜かれることは当たり前です。ところが官庁のキャリアはそれではいけないのです。
そもそもキャリアで入った段階でノンキャリとの出世のスピードが桁違いです。警察が有名ですが、他の官庁でも同様です。おじさんが県立高校に居る時、教育委員会に文部科学省からキャリアの人が出向してきました。キャリアの人は高校教育課の課長できます。大体30代前半くらいの人が来ます。
一度キャリアの課長が学校視察に来たことがありますが、部下の課長補佐の人は50代です。普通であれば30代が部下で50代が上司なのですが官公庁では逆なのです。
大体3年くらいいて本省に帰ります。おじさんの県に来るキャリアは後に出世して次官までなる人もいました。ところで、地方公務員の場合はどうでしょう。
地方でも国家でもそうですが、平の公務員には天下りはありません。平を受け入れるようなところはないのです。自分で再就職先は探さなければなりません。
もちろん、おじさんやミヤジイのように運が良ければ天上がりもあります。おじさんは中国の国立大学の副教授となりミヤジイは某国立高専の教授になりました。
以前は平の教員でも私立高校などで教えたのですが今は全くありません。予備校も単なる教員くらいでは雇ってくれません。
しかし、校長までなると使い道があるようです。一つは大学の募集係です。名前は参事とか格好いい肩書きがありますが、仕事は学生募集です。
おじさんが進路指導主事をしていた時も、かっての校長がよく訪ねてきました。現職の校長は後輩なので、大きな顔をして学校に入れるのです。
大学だけでなく専門学校の校長になったりする人もいます。あるいは地元予備校の校長とかです。校長ともなると教育委員会から仕事を紹介されるそうです。
明日は授業とポスティングの準備で一番忙しい日なのでブログはお休みです。