新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

トランプ相場は先行き不透明

 このところ値上がりしていた株式相場が今日は大きく下げました。安値引けに近い状態です。今日は授業だったので家に帰ったのは午後2時過ぎです。
 というわけで帰った時点で大幅安を知ったのです。話題の東芝もさすがに決算発表延期では大きく売られるしかありませんでした。
 完全に仕手化していたので、ちょっと悪材料が出ると大きく売られます。本当は200円割れでも十分なのに、政府が支えるという材料というか思惑で買われています。
 また大きすぎてつぶせないという意見もあります。しかし、経営陣があの体たらくでは将来はありません。日本の技術は優秀だと言われますがそれを活かす経営陣がいての話です。
 企業の経営者の劣化がひどいです。このところの相場の乱高下はトランプ大統領のせいです。安倍さんとトランプ大統領の首脳会談がうまく行ったという思惑で買われたのですが、トランプ政権も怪しい物です。
 そういえば早速大統領補佐官が辞任しました。就任してわずかな期間です。ロシアの大使と就任前に会談したということが問題になったようです。
 多分どこかの情報筋がリークしたのでしょう。強気のトランプ氏も支えきれなかったようです。これからぼろぼろ辞任する人が出るはずです。
 トランプ氏が主流派なら優秀な補佐がどんどんつくはずです。トランプ氏につくことで将来はくがつくからです。しかし、トランプ氏のあの態度では優秀な補佐はつかないでしょう。
 それどころか優秀であっても下手にトランプ氏に反対したらクビになってしまいます。そうなると取り巻きだらけになります。
 忠言は耳に痛いけれど政策には利益があります。しかし、トランプ氏にはそんな度量はないでしょう。FRBの理事もトランプ氏の政策に不満で辞任するようです。
 そういえば、日米首脳会談の真っ最中に北朝鮮がミサイルを発射しました。日本より良くトランプ政権の本質を見抜いています。
 事実北朝鮮のミサイル発射があってもアメリカ側は強硬な手段にでることができませんでした。それどころか、トランプ氏は北朝鮮と話し合ってもいいとまで言っているのです。
 以前は北朝鮮などあっという間にねじ伏せられると言ったようなことを話していましたが、現実の外交を見てくるとそんな簡単なものではないことが分かってきたようです。
 外交は商売の取引と違うのです。時間が経過すればするほどトランプ政治にほころびが出てくるでしょう。少なくとも北朝鮮は日米同盟など気にしていないという態度を見せたのです。
 中国もロシアもこの北朝鮮の姿勢を冷静に判断しています。まず北朝鮮がファーストペンギンになったのです。トランプ政治という海に真っ先に飛び込んでみせました。
 でもトランプ氏は何の動きもしませんでした。これを見て次々に飛び込む国がでるでしょう。トランプ相場はトランプ氏の気ままな言動にこれからも振り回されそうです。
 明日は授業とポスティングの準備で忙しいのでブログはお休みです。