新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

作庭講演会報告

 今日は一日家でのんびり過ごしました。今日のブログは昨日聞きに行った作庭講演会についてです。ツマクマが亡くなってからいろいろなことにチャレンジしています。
 チャレンジを始めた理由は時間が豊富にあることです。去年の前半くらいから少しずついろいろなことを始めました。
 市内の海岸線を巡ったり廃止された道路を通ってみたりとかです。去年の後半くらいからある方の紹介でいろいろな講演会に行くようにしました。
 書道講演会とか陶芸講演会です。そういえば去年から考古学関係の講演会にも何回か行きました。昨日の作庭講演会も知り合いの方から教えてもらったのです。
 他の講演会は基本無料(資料代くらい)ですが昨日の講演会は珍しく有料でした。と言ってもドリンク付きで1500円です。何とカフェの2階であったのです。
 下のカフェでは盛り上がっていたりしました。講演は作庭家の重森千春氏のものでした。この方は有名な作庭家の重森みれい氏のお孫さんです。
 祖父のみれい氏に関する講演でした。作庭については全く素人で何も知らなかったのですが、写真を提示しながらの説明で興味深かったです。
 みれい氏の作庭はなかなか大胆なものです。また同時に過去の庭について精密な測定を行いそれを記録として残したのも業績です。
 どのように大胆化と言えば市松模様の庭を作ったりします。庭石も大胆に配置し、まるで石で生け花をしているようです。みれい氏は生け花にも強い関心を持ったようです。
 作庭を一つの芸術表現と考えたようです。庭を一つのキャンバスと考えて作庭しているようです。面白かったエピソードはみれい氏は寺社の作庭の場合材料費以外取らなかったそうです。
 千春氏の父君も同様だったそうですが、千春氏はそれはできないので、寺社を手掛ける場合、お志で結構ですとだけ言っているそうです。
 また策定する場合色へのこだわりがあって、赤い石を使ってみたりするのだそうです。1時間半の講演でしたがなかなか興味深いものでした。
 明日は教会が終わって書道講演会に行きます。3月にはまた陶芸の講演会があります。