新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

こんな入学試験もあります。-職業訓練校入学試験

 今日は一日のんびり過ごすはずでしたが、知り合いの方からタイトルにある職業訓練校入学試験対策を手伝ってほしいと連絡がありました。
 その方は再就職のため職業訓練校への入校を目指しているのです。会社では長年営業をやってきたのですが、年なので営業は無理で経理の仕事を目指しています。
 職業訓練校には簿記や経理を短期間で学ぶコースがあります。これは職業訓練校で勉強するのでなく経理専門学校などに依頼して行うのです。
 おじさんが勤務する専門学校でもこのコースの学生さんがいました。おじさんの勤務する専門学校ではビジネスコースとコンピュターコースがあります。
 ある時結構年配の方がいたので職員の方に聞いたら委託学生さんでした。今日連絡された方もこのコースを目指すようです。都合の良いことにこのコースを受講している間手当が出るのです。
 勉強できた上に手当もでるので希望者が多いです。その方に聞くと3倍くらいなのだそうです。試験は中学卒業程度とのことでした。
 その方は中学卒業後何十年も中学程度の勉強などやったこともないのです。科目は数学と国語とのことでした。国語は自分でも勉強できるので数学の問題を一緒にやりました。
 訓練校入学試験の問題はいくつかの県が公表しているのです。やってみるといろいろな分野から出ていました。まず式の計算です。無理数の計算などほとんどの人が忘れているはずです。
 おじさんは大学生の頃ひたすら家庭教師で教えていたので覚えていました。もっと大変だったのは関数です。グラフのことです。二次関数や一次関数などほとんどの大人はできません。
 さらに図形の面積や角度の問題、最後は文字式です。3%の食塩水300グラムと5%の食塩水200グラムを合わせると何%の食塩水になるかとか、何割の利益をつけて売ったものがものが、うれなかったので何割引きで売ったらいくらになった、原価はいくらかと言った問題です。
 また因数分解の問題もありました。おじさんは因数分解が出来ず苦しんだのでよく覚えています。普通の方はほとんど忘れています。
 その方と話し合いながら答えを見て行きました。おじさんはこたえを見ると大体分かりましたが、その方は答えを見ても半分くらいしか理解できなかったそうです。
 ある直線と交点Aで交わり傾きがいくらでと言われてもなんのことか分からないと思います。自宅でもう一度復習してくださいと言って別れました。
 世の中にはいろいろな試験があるものだと思いました。明日は大学のサークルの同窓会でよそへいくのでブログはお休みです。日曜日は教会です。教会学校の説教と礼拝、午後に長老会(役員会)があります。