マンション経営は大変です。－確定申告のお手伝いをして

　昨日はだらだら過ごして時間が経過しブログを書き損ねてしまいました。今日は一日家にいて中国の先生から依頼された論文の添削と家事及び庭の整備で過ごしました。

　ところで、今回ある方に頼まれて不動産収入の確定申告のお手伝いをしました。その方は9室の小さなマンションをお持ちなのです。その一部を自宅として利用しています。

　友人のミヤジイも不動産をもっていたので不動産管理の大変さは聞いていました。今回は不動産の収支について知ることができました。

　不動産経営がいかに有利かという話はビジネスサイトに多く登場します。それを見た人は不動産投資に加わりたいと思うでしょう。

　サイトではあたかも不動産を所有すれば家賃が入り気ままな暮らしができるように書いたいます。しかし、どんな仕事でも難しい問題があるものです。

　不動産の場合、結構な割合でお金が出て行くのです。まず空室の問題です。空室になっても必要経費は出て行きます。仮に満室になっても家賃を滞納されると大変です。

　今回お手伝いした方も家賃滞納には保証人へ電話したりしているそうです。また部屋を汚したりする問題があります。そのために敷金などを徴収するのですが、競争相手が多かったり、老朽化した建物の場合取れないことがあります。

　その方のマンションは築20年を経過しているので、家賃を安くして入居者を募集しているようです。建物の老朽化は大変です。20年を経過すると大規模改修の必要があります。

　大規模改修をしなければ建物の劣化がさらに進むし、入居者が減ります。たまたまその方のマンションは繁華街に近いのでそこそこ入居者がいます。

　必要経費も結構な額でした。オーナが管理しているので管理費は不要ですが、委託であれば管理費もばかになりません。

　固定資産税や火災保険料も結構な額です。意外だったのが電気代です。マンションの場合大型ポンプで屋上まで水をくみ上げてそれから各戸に配水します。

　つまりポンプは24時間365日動いているのです。当然電気代もかさみます。それは家賃には含まれていないのです。入居者の退去後部屋の掃除を業者に依頼します。これにもお金がかかります。

　またマンションの清掃や整備をきちんとしないと入居者がいやがります。外注すればそこでもお金がかかります。マンション所有者が別のところにいたら思いがけないお金がどんどん出て行きます。

　どんな仕事も寝ていてもうかることはないと思いました。明日は教会です。教会総会があります。