新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

大家業は大変です。

 最近いろいろなことで不動産経営について考えるようになりました。一つはポステイングです。一軒一軒ビラを配布するのですが、或る特徴に気づきました。
 ポステイングしているアパートやマンションは一度空室になると1年経過しても埋まらないのです。今のポステイングを始めて1年になりますが、1年間空室のままのところがほとんどです。
 おじさんの住む地域は郊外の新興住宅街です。バス路線もあり、スーパーや病院、学校などもあります。それでも中古のマンションやアパートの空室が埋まらないのです。
 一方郊外なので旧住民は広い敷地に住んでいます。今自宅を取り壊してマンションにしたり、古い戸建ての借家を取り壊してマンションにしたりしています。
 完全な供給過剰のようです。ですから新しいうちは借り手もいるのですが、古くなって空き室になると次に入る人がいません。固定資産税などの必要経費がばかにならないだろうにと思っています。
 また知人で賃貸マンションを持っている人がいます。こちらは親戚の人との共同所有です。親戚の人とはちょっとトラブルがあるのですが、親戚の人は遠くに住んでいるので取りあえず管理は任せてもらっているようです。
 その方はマンションの一番上の階に住んでいます。ですから細かい管理ができるのです。まず困るのが家賃をなかなか払ってくれない人だそうです。
 最初から払いが遅れているそうで、多分そんなルーズな性格なのでしょう。それで保証人の親に連絡して払ってもらっているそうです。そのため入居時に保証人をきっちり取るそうです。
 ある時保証人を求めたら友人ではダメかと言われたそうです。友人ではダメだと言ったら入居を断ってきたそうです。保証人がいない場合保証を代行する会社もあるそうですが、お金がいるのでその人は断ったそうです。
 騒いで困る入居者もいたそうです。その人にはオーナーである知人が直接注意したらやまったそうです。また隣接するマンションの住人が自分の敷地のゴミ置き場にゴミを放置したりすることもあったそうです。
 その場合は隣接するマンションの管理人に注意してもらったそうです。築後20年以上経過したので最初の頃から比べたら大幅に家賃を下げたそうです。
 マンションのある場所の便利さからしたら、おじさんが考えても相当安いです。しかし、そのくらい安くしないと近隣の新築マンションに勝てないのだそうです。
 自分がマンションに住むオーナーだから管理費が不要なので成り立つが管理会社などに依頼したらほとんど利益がでないと言っていました。
 一度確定申告の申請書作成をお手伝いしたのですが、家賃の半分くらいは経費に飛んでしまうようです。意外だったのはマンションに水を配給するモーターなどの電気代です。24時間365日運転するので結構なお金がかかります。
 今サイトではサラリーマン大家が流行していますが、物事はそんなに簡単ではなさそうです。おじさんには不動産経営はおよそ無理です。
 明日は教会で午後墓前礼拝があります。