新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

警察幹部は大変です。-福岡の警察官逮捕

 今日の相場は寄り付きは高かったのですが、結局安値で引けてしまいました。円安だったのに株安と言う珍しい現象です。アメリカのロシアゲート問題やイギリスの総選挙結果などが原因なのかもしれません。
 さて今日は驚くべきニュースが出ていました。福岡県の警察官が妻を殺害した容疑で逮捕されたのです。警察官が逮捕されるというのは警察の不祥事では最大のものです。
 それが殺人容疑なのですから大変です。一時は親子心中かと思われたのですが、すぐ殺人事件に切り替わりました。最初は親類の人や容疑者の証言で親子心中とみられたようです。
 しかし警察の科学技術は甘く見れません。司法解剖の結果すぐに殺人事件と判明したようです。死亡推定時刻などから判断して夫以外に容疑者を判定することは難しかったようです。
 なぜなら死亡推定時刻は真夜中であり、同時にその時刻に夫が家にいてその後勤務先に出勤し事件が判明したのですから。上司の
 夫は否認しているようですが無理でしょう。警察官の不祥事は警察にとって最大の汚辱です。まして現職警察官が殺人容疑で逮捕されたのですから、その責任問題は相当広がるでしょう。
 直接の上司はまず免れません。この警察官は県警本部の通信指令課勤務だったようです。所轄なら所轄長である署長が責任を問われるところで終わりますが県警本部となるとそうはいきません。
 県警本部の通信指令課勤務ですからそれなりに優秀だったのでしょう。30代後半で巡査部長ですから出世が早い方ではありません。早い人であれば警部くらいまで行っているはずです。
 人並よりちょっと遅いが県警本部勤務ですからまだ将来性は残っていたと思います。今回のケースですと課長くらいはまず飛ばされるでしょう。通信指令課の課長だと警視くらいですから、小さな警察署の署長に7月くらいの異動で飛ばされます。
 課長補佐は警部なのでこちらも所轄の地域課長くらいに飛ばされます。直属の上司の警部補も交番勤務か派出所勤務になると思います。課長以下全員将来の出世の見込みはありません。
 それ以上の部長クラスもこれで終わりです。通信指令課は地域部長の元にあったようです。地域部長は生え抜きのつくポストだと思います。これ以上の出世の望めないポストですが、退職後に影響すると思います。
 県警本部長もこれで終わりです。福岡県警本部長は重要なポストですが、県警内で殺人容疑の警察官が出たのではどうしようもありません。何も問題が起こらなければさらに上のポストを狙えたのでしょうが、こちらもこれで終わりだと思います。
 人間の人生何が起こるか分かりません。容疑者の上司もまさか自分の部下が殺人容疑で逮捕されるなど想像していなかったでしょう。
 逆にこの件で多くの人が左遷され思いがけず浮かび上がる人も出てくるのでしょう。事件の全容解明が待たれます。明日は初めての授業です。中学で教えるとはどんなことか報告しますの