中学初仕事
今日の相場は100円ちょい高でした。イギリスの保守党敗北は相場にほとんど影響を与えなかったようです。イギリスのEU離脱決定の時は相場に大きな影響を与えたのですが、今回はそれがありませんでした。
たとえ保守党が負けても多数は握っているし、いまさら離脱中止などとは言えないでしょう。ただ今回の選挙でイギリスがEUに対して強気に出るのは難しくなったと思います。
さて今日からいよいよ中学で教えることになりました。厳密には正職員の授業補助です。学力向上の目的で複数配置が認められたのです。
2年生3クラスに行きました。一番最初の印象は幼いというものです。当然ですが、13歳と14歳なのですから。おじさんが相手にしてきたのは15歳から25歳くらいの学生です。
中学校の先生は生徒が悪いので大変ですと言っていました。確かにおとなしくはありませんが、先生に反抗したり寝たりする生徒はいません。
これがもし一人の先生だったら収拾がつかなくなったでしょう。生徒を注意していると授業は進まないし、授業だけを進めると生徒がふざけたりするからです。
複数でやるとそれがありません。3人態勢ですと一人の正職員が授業し、あちこちでふざけている生徒を2人のアシスタントが注意し、作業の時は質問を受けたりします。
高校と違って班学習とかも取り入れていました。やはり作業をさせるとやりやすいです。時間をきちんと区切るためにタイマーなども使っていました。
評価については高校と全く違っていました。国語の場合読む・聞く・話す・書く・言語知識があります。それぞれに分野について評価が必要なのだそうです。
ですから実際に発表させたりしてそれを評価の対象にするのです。40人近い生徒一人ひとりの発表を聞いてそれを5段階で評価するのですから、中学の先生は大変です。
「聞く」なら授業態度あるいは人の発表をどう聞いているかです。言語知識は漢字の小テストなどを使うのだそうです。高校の場合は中間期末試験と小テストなどの平常点で評価します。
また高校の場合、教科書選択も問題集選択も学校独自です。指導主事の訪問もほとんどありません。あっても特定の教科です。研究授業もほとんどやりません。
普通科高校の場合大学合格が全てに優先するのです。私立高校だけでなく県立高校でも1年の途中で教科書を終えて2年生の教科書をやるなど普通です。
中学の場合文科省の縛りが強いのでそれはできません。また学習指導要領の縛りも強いです。義務教育なので全国一律の指導内容でないといけないのです。
高校の場合、そもそも教科書がやさしい物から難しいものまであります。難しいと書けないので精選とかいう名前を科目の前につけます。例えば「精選現代文」とかです。易しい方は「標準現代文」とかつけます。
ただ印象としては中学生対象としては文章が難しいと思いました。高校1年でも使える教材を中学2年で使っているのです。内容が理解できない生徒が結構でるだろうなと思いました。
明日はのんびり過ごします。