サムソンとデリラー女性は怖いです。
今日は日曜日なので教会でした。法事と結婚式で2週続けて欠席したので久しぶりの礼拝でした。今説教では士師記(ししき)と言う旧約聖書の箇所が取り上げられています。
怪力の持ちぬしとして知られています。彼の怪力の源が髪の毛にあるというのも有名な話です。とこがサムソンがどんな人であったかは余り知られていません。
サムソンの母もそうでしたが、主の使いが来て子供を産むことを告げるのです。イエスキリストの誕生の時も神の使いの天使ガブリエルが来てマリアにそのことを告げました。
人には思いがけないことが起こるのです。さてそうして生まれたサムソンでしたが、「神にささげられているので、その子の頭にかみそりを当ててはならない」と主の使いは言うのです。
サムソンの力の源は実はこの髪の毛にあったのです。こうして神の子として生まれたサムソンでしたが、女性が大好きなのです。
ところがこの話がこじれて結局サムソンはペリシテ人を大勢殺します。
そのためサムソンはペリシテ人から憎まれるのです。彼はガザでも遊女と付き合います。そこでもガザの人とトラブルになりまた大暴れします。
最後に「彼はソレクの地ににいるデリラという女を愛するように」なるのです。ところがデリラは悪女なのです。ペリシテ人からサムソンを打ち負かす手段を教えてくれたら銀千枚やろうという話を持ち掛けられます。
彼女はそれに乗ってサムソンから秘密を聞き出そうとします。サムソンは3回適当はことを言ってごまかすのですがデリラはしつこく迫ります。
普通で考えればデリラのしつこさは変だと思うのでしょうが惚れた弱みでとうとう本当のことを言えってしまいます。聖書の言葉によれば「来る日も来る日も彼女がしつこく迫ったので、サムソンは耐え切れず死にそうになり」とあります。
デリラにすれば銀千枚かかっていますから必死だったのでしょう。彼は寝ている間に髪の毛を切られペリシテ人にとらえられます。
ペリシテ人は彼の両眼をえぐり取って鎖につなぎます。その間に実はサムソンの毛が伸び始めていたのです。ある祭りの日だと思うのですがペリシテの領主たちは彼を見世物にしようと宮殿に引き出します。
力を感じたサムソンは主に「わたしの神なる主よ。わたしを思い起こしてください。神よ、今一度私に力を与え」てくださいと祈るのです。
そして宮殿の柱を力を込めて押します。宮殿の柱が折れてサムソンを見物に来た大勢のペリシテ人諸共宮殿は崩壊するのです。
こうして大勢のペリシテ人を道ずれにサムソンも死にます。サムソンは色香に迷いましたが最後に自分を取り戻して敵を道ずれに死んだのです。
それにしても英雄色を好むを地で行くサムソンとお金のためにサムスンから秘密をしつこく聞き出そうとするデリラの組み合わせはなかなかドラマチックです。
来週からは不思議な運命に生きるルツという女性を題材としたルツ記に入ります。明日は中学の仕事があります。