新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中学での仕事3回目

 今日は日経平均が上がっています。前日比111円高です。対ドル相場も111円まで円安が進みました。この後どんな展開になるか全く不明です。アメリカの金利引き上げが決定したので、金利差から言えば円安に振れるはずですが。
 ところで今日で中学の仕事も3回目になります。だんだん中学のことが分かってきました。7月の授業計画をもらいましたが、びっくりです。
 7月は全て短縮授業です。今日も短縮授業でした。これまでの3回にうち2回は短縮授業です。短縮授業だと1コマ45分になるのです。号令をかけてあいさつして今日の予定を話しているとすぐ5分くらい経過します。
 その後豆テストをするので、結局授業は30分ちょいくらいです。それに発表とか答え合わせをするので、先生が話す時間は本当に短いです。
 今日の単元は類義語・対議語・多義語について学ぶです。教科書は中学で定番の光村図書の教科書を使っています。中学の国語教科書では最大多数派です。
 読んでみて驚いたのは結構内容が難しいことです。今中学2年生をやっていますが、高校一年くらいでも使える教材が結構あります。もちろんすべての単元をやるわけではありません。
 今日の教材では、机の隅・机の端・机の縁と言った表現がありました。突然担当の先生から机の縁を説明してくださいと言われました。突然のことで慌てたのですが、コップを例に何とか説明できました。
 コップには端も隅もなく縁しかないのです。後はプリントやワークをやって確認しました。中学で教えて驚いたのは寝る生徒が少ないことです。
 高校でも専門学校でもとにかく寝る生徒が多かったのです。中学生で寝る生徒はほとんどいません。その代りうるさいです。隣とふざけ合ったりします。
 それが楽しいのだろうと思いますが、それでは困るのでこちらが行って注意します。高校の場合先生から注意されても反抗する生徒はほとんどいません。
 中学の場合先生の言うことを聞かない生徒がいます。反抗期なのかもしれません。何度も注意して聞かないときは外に出します。
 別の場所で指導するのです。昔は生徒の学習権を保障するという建前で生徒を教室の外に出さなかったのですが、今は授業を複数で担当しているのでその中の一人が個別指導します。
 一人出るとそれからは皆おとなしくなります。高校ではまずないことです。高校の場合、本当に授業が嫌なら学校に来なくなるか退学します。義務制の場合退学の制度がないのでいやいや教室にいることになるのです。
 生徒の学力のばらつきも大きいです。ワークなども自分でどんどん先までやっている生徒もいます。解答を渡しているので自分で学習できるのです。
 昔勤務した工業高校の生徒ほど悪くはありません。年齢もあると思います。高校生だと18歳までいますが、中学生は12歳からです。中学生の1年の差は相当大きいです。
 というわけで来週の月曜日で一学期は実質終わりです。来週の水曜日から期末考査です。期末考査後は自分の将来を考えるという単元で調べ学習と発表をやるようです。
 明日は友人のミヤジイと会う予定です。