新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

職場にかかった電話にでる話

 今日は友人のミヤジイと海岸線と町の散歩をしました。市内なのですが、いつも通過するだけで降りたことのない町です。行ってみると思いがけない風景や意外に人の多い繁華街などがありました。
 さて先日あるサイトを見ていたら職場にかかってくる電話に出るのがいやでやめる新入社員がいる書かれていました。おじさんもこの新入社員の気持ちが分かります。
 おじさんもある時職場にかかってくる電話で苦労したからです。卒業して学校に勤務してからは電話で苦労することはありませんでした。
 なぜなら学校の場合普通まず事務室なりにかかってきて、それから職員室にまわされます。仕事関係の電話などまずありません。同業の別の学校の先生であったり、保護者であったりでほとんど知り合いからです。
 前述した電話で苦労したのはアルバイトをしていた時です。おじさんが大学生の時代春休みのバイトがとても少なかったです。それで母親の知り合いのお父さんが電電公社(現NTT)の偉い人だったのでその関係で春休みにそこでアルバイトをしていました。
 現場で電話機を設置したりする力仕事ではなく、事務補佐のような仕事です。その課はテレックスの補修管理をするところでした。
 母親の知り合いのお父さんがそこの課長さんだったのです。課にはアルバイトの費用が予算化されていました。これは急に人手が必要になった時のための分です。
 年度末になってその予算を消化していないと次年度予算がつかないので予算消化の意味もあって採用していたのです。現場が中心の職場でおじさんは留守番をしたり、次年度の書類の整備などをしていました。
 当然のことですが、職場には係長くらいしか残っていません。電話がかかって来て、まさか係長にとってもらうわけにもいかないのでおじさんが取りました。
 最初何と言ってよいか分かりませんでした。電話を取ると当然相手は専門的なことを話し出します。最初はすぐ係長に代わってもらいました。係長や他の職員が電話で応対するのを見て、少しやってみました。
 電話がかかるとまず「はい○○課です。」と職場の名前を言います。困ったのは、向こうはてっきり職員だと思ってこれまで以上に話だします。これも他の職員の方の応対を見て学びました。
 後に相手の会社や担当者の名前を聞いて「今担当者が不在なので後刻こちらから電話を差し上げます。」と言えるようになりましたが、最初のうちはしどろもどろで大変でした。
 電話恐怖症になりました。でも慣れです。慣れてくると何とかなるようになりました。最初のうちは電話がかかったことを忘れて怒られましたが、なれるとメモを書いて置いておいたりできるようになりました。
 もしこのアルバイトをしていなかったら、就職した後も電話の応対で苦労しただろうと思います。当時は携帯電話などなかった時代ですから見様見真似で電話の応対を学べたのだと思います。
 明日は日曜日なので教会です。明日は教会学校説教もあります。