新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

今日もいろいろありました。-中学の仕事

 今日は午前中中学の仕事でした。来週から夏休みなので今日で1学期の仕事は終わりです。毎回中学の仕事は驚きの連続です。
 そういえば、先月から働いたのにまだ給料を貰っていないので、事務室に聞きに行きました。中学の事務室は高校と違って小さいです。
 事務長でなく事務主幹の人がいます。そもそも学期の中途で採用されたので、誰が先生で誰が事務の人かわかりません。逆に事務の人は学期の途中に老けたおじさんが来たので名前をすぐに憶えてくれました。
 結論から言えば昨日給与が出たそうです。給与明細をもらいました。明細というと帯状になった紙をイメージしますがおじさんがもらったのは書類になったものです。
 今日は何と現金で支給でした。給与の現金支給など何十年ぶりです。中国の大学での給与支給も銀行振り込みでした。もちろん銀行振り込みも可なので口座を知らせてきました。
 以前サイトで見た中学の手当より100円高くなっていました。専門学校の給与の80%です。専門学校では外国人に日本語を教えているので当然かもしれません。
 それでも前に勤務していた専門学校より時給が高いのでうれしいです。もちろんポスティングの手当より格段にいいです。
 さて今日は朝学校につくと何とバトルがあっていました。生徒同士なら大変なので、声をかけると先生と生徒のバトルでした。まずいと思って他の先生を呼びに行こうと思うと教頭が出てきました。それで安心しました。 
 高校と違って中学の教頭は何でも屋で体育会系です。普段短パンで学校をまわっています。結局生徒の保護者を呼ぶという話になりました。
 今日は2時間しか担当の国語の授業がありませんでした。以前書いた通りおじさんは3コマでやとわれています。国語の授業がないというので、数学の授業のヘルパーに回されました。
 これも高校では考えられません。どきどきしながら授業に行くと生徒から「先生数学も教えられるの」と言われました。
 何とかごまかして授業に入りました。内容は一次関数です。これなら簡単ですぐ理解できない生徒に教えてまわりました。これで生徒はおじさんのことを国語と数学が教えられる先生と思ったでしょう。
 ところで、国語の免許しか持たないのに数学とか教えて違法ではないかと思われるかもしれません。違法ではないのです。免許外担当届けを出すと教えることができます。
 正式に教えるとなったら臨時免許状を出します。たとえば、中学の免許しか持たないのに小学校で教えるとなったら臨時免許状を出せばよいのです。
 昔中学の先生が余って小学校の先生が不足した時これをやりました。今は免許外担当はほとんどありません。新学期は9月からです。始業式と実力考査は授業がないので、仕事は9月の8日からです。専門学校は10月から授業が始まります。