新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

仙台市長選挙の衝撃

 今日は庭の手入れとか教会関係の資料作成とかで過ごしました。久しぶりでのんびり過ごしています。明日からはまた専門学校の授業です。
 ところで都議選に続く地方選挙の仙台市長選挙が終わりました。自公の推す候補者が完敗です。数千票差くらいなら接戦ということもありますが、1万7千票近い差です。
 完敗と言ったところです。今回注目されるのは投票率の上昇です。前回より14%近く上昇しています。投票率の上昇は有権者が自分の意志を示そうとした現れでしょう。
 どうでもよい選挙なら投票に行きません。ところで毎日新聞世論調査を発表していましたが、何と支持率26%です。不支持率はその2倍の56%です。
 おまけに安倍首相が交代した方がいいとする人は62%に上っています。意見サイトを見るとネットでは50%とか60%の政権支持率があると書かれています。
 これは新聞社などとネットでは調査方法が違うからです。もしネットでいわれているような支持率であれば仙台市長選挙であんな大差で負けるはずはありません。
 若者に安倍政権の支持者が多いそうです。となればネットをよく使うのは若者ですから当然支持率は高くでるでしょう。事実仙台市長選挙でも若者の支持は自公推薦の候補者が高かったようです。
 残念なことにまず投票に行くのは中高年の人です。おまけに若者より中高年の人口の方が多いはずです。シルバー政治などと言って揶揄することもありますが、所詮民主主義というのはそんなものです。
 多数決なのですから、選挙に行って投票する人の意見が通ります。ネットで何を言ってもしょうがないのです。ここまで流が変わるとさすがに安倍さんも焦っているでしょう。
 これで憲法改正へと突っ走ると国民投票で否決などと言うことになりかねません。そうなれば今後10年近く憲法改正議論はできなくなるでしょう。
 前述したようにとにかく中高年は安倍政権を信じていません。信じられていない政治家の提案を受け入れるとは思えないのです。 
 次の内閣改造でも骨格は代えないようです。そうなると斬新さに欠けます。これでは支持率アップは難しいでしょう。アメリカの政治も行き詰っています。政権の顔である報道官が辞任しました。
 主要な政治任命ポストも決まっていないようです。こんなことは最初から分かっていることなのに、なぜアメリカ人はトランプ氏を選出したのか分かりません。
 国際政治も国内政治もデッドロックに乗り上げています。結局中露を喜ばせているだけでしょう。対北朝鮮政策も先が見えません。
 おじさんとしては早く安倍さんが辞任して岸田さんあたりと交代してほしいと思っています。解散総選挙を秋にしても多分改憲勢力で三分の二を取るのは難しいでしょう。
 安倍さんにとっては暑い夏になりそうです。