内閣改造がありました。
今日はだらだら過ごしていてブログを書くのがこんな時間になってしまいました。日経平均は50円ちょいの下落です。内閣改造があっても相場は全く反応していません。
対ドル相場も110円台です。政治は相場に全く影響を与えていない証拠です。今回の内閣改造は支持率の低下を受けてです。
この内閣改造には二つの面があります。プラス面としてはお友達内閣から実務者中心内閣になったことです。おじさんが見ても結構経験者ぞろいだと思います。
しかし、反面新味はありません。守りの内閣改造になっています。政治は未来を買うようなところがあります。守りに入ると弱くなります。
また中心的な閣僚はそのまま残しています。これも余り変わり映えしない理由の一つです。内閣の継続性を主張したかったのかもしれません。
政治には強気も必要です。どんどん押していかないと相手に押し込まれてしまいます。今回の改造は安倍さんの自信のなさを現しているようにも見えます。
注目された岸田さんは閣外に出ました。党三役となって自由に動けるようになったのです。岸田派からも入閣したようで、岸田さんの優遇が見えます。
岸田さんを外務大臣に留任させた方が安倍さんには良かったのかもしれません。党三役とはいえ、閣外ですから自由に動くことができるのです。
逆にうまく乗り越えると一気に人気が高まる可能性もあります。冷や飯を食わされていた野田さんも表舞台に立つことになります。こちらも小池さんと並んで人気が出る可能性もあります。
実務家が揃っているけれど華のない内閣です。これが安倍政権を幕引きする内閣になる可能性もあります。つわもの揃いなので閣内不一致や安倍さんに公然と閣内で異論が出得る可能性もあります。
党三役でも二階幹事長と岸田政調会長との間に意見の食い違いが出る可能性もあります。この二人は余りに正確が違いすぎます。