新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

どうなるトランプ政権ーアメリカ政治史の汚点となるだろう

 今日の相場はちょい安で引けています。先週から大きく下げた後200円近い戻しがあったのですが、その後ぱっとしません。
 今日は26円安でした。日経平均も19702円です。一時は20000円台越えもあったのですが、今一つすっきりしません。もちろんお盆休み明けというのもあります。
 来週からエンジンがかかるのかもしれません。企業業績はそれほど悪くないのですが、政治情勢が悪いです。国際情勢としては北朝鮮問題は一段落しました。
 北朝鮮も本気でアメリカを怒らせてはまずいと考えています。ですからぎりぎりまで見極めてまずいとなったら振り上げてこぶしを下ろします。
 北朝鮮もしたたかに生き延びてきたのですから当然です。しばらくはおとなしくしているでしょう。ところが世界の警察官ともいうべきアメリカが変です。
 政府高官の辞任や更迭に続いて大統領の助言機関である製造業評議会の委員が相次いで辞任しています。大統領就任からそれほど経過していないのに、高官は辞任するは政府の会議の委員は辞任するはでどうにもなりません。
 この調子なら政治任命の高官になろうという人は少ないでしょう。膨大な政府機関を円滑に運営するには優秀なリーダーが必要です。
 アメリカの場合は、民間と政府の間を行き来します。政府高官をやめた後大学や研究機関、民間企業に戻ります。またチャンスがあれば政府職員になるのです。
 ですから新政権発足であれば、自薦他薦の高官候補が大勢いるはずなのです。政府高官となって手腕を発揮すれば次の地位と名声が手に入れられます。
 ところがトランプ政権に限ってはそのような動きがないのです。今回も騒動は白人至上主義者を非難しなかったからです。トランプ大統領の強固な指支持基盤ですから袖にできなかったのでしょう。
 事実トランプ大統領が名指しで非難しなかったので白人至上主義者は意気盛んです。一方世界中が白人至上主義者を非難しています。
 国内でもその動きがあります。これでは世界的に見てアメリカの権威はガタ落ちです。人権侵害で中国を非難したりできません。
 そもそもトランプ大統領には人権擁護の考えはなさそうです。環境問題も人権問題も経済に関係ないので興味がないのです。
 しかし、時代はそんなことを許しません。環境問題から手を引いたためにアメリカの権威は相当下がっています。おまけに人権問題でもやる気がみられません。
 世界中が失望したと思います。どれだけ支持率が下がっても大統領がやめると言わない限りどうしようもありません。トランプ大統領が何か言えば言うほど世界中の反発を買います。
 アメリカ国民はどうしてこんな品性下劣な大統領を選んだのだろうと思います。後世の歴史でこの時代はアメリカ政治史の汚点として記録されるでしょう。
 明日は庭の手入れなどをして過ごします。