さまざ様々な破断界
今日は外が暑かったし、仕事もあったので家で過ごしました。日経平均は小幅な戻しで97円高です。やっと19400円台を回復しました。
ところでタイトルの破断界ですが、正式な用語ではありません。何かが破壊される直前のことを指す言葉としておじさんは使っています。
まず経済ですが、アベノミックスです。登場してすでに4年一向に成果は出ません。と言って安倍政権がこの政策を引っ込めることもなさそうです。
安倍政権最大に功績と自他共に認めているからです。安倍政権が続くかぎりこの政策を変更するとも思えません。最初はいろいろなことを言っていましたが、結局最後まで残ったのは異次元の金融緩和だけです。
それと日銀や年金による株式購入です。高株価政策で景気の良さ印象付けようとしたのです。いまもし日銀や年金が株式購入をやめたら日経平均で2000円は下がると言われます。
株価下落防止の大きなかんぬきになっています。異次元の金融緩和については、すでに異次元という言葉がなくなり通常の金融緩和になってしまいました。
つまり今の現状が普通になったのです。これは恐ろしいことです。お金を貸した人がお金を取られるマイナス金利など以前なら考えられなかったことです。
銀行に100万円預けても利息はコンビニで引き出す手数料以下です。だからと言って皆が株式などの証券を買っているわけではありません。
企業も将来お金がいらないのに金利が安いからと言ってお金を借りたりしません。逆お金を返している状況です。仕方がないので銀行は賃貸マンションなどの建設にお金を貸しています。
おじさんの家の近くでもどんどん賃貸マンションが建設されています。県庁所在地に行くとその傾向が強いです。明らかな供給過剰です。古いマンションは一度退去者が出ると後が埋まりません。
異次元なだけにやめる時の痛みは大きいでしょう。また先延ばしすればするほどその後遺症は大きいです。バブル崩壊がまさにそれに近いです。政治では北朝鮮問題があります。北朝鮮が核開発やミサイル開発をやめなければ、どこかで破断界が来ます。それは北朝鮮と米国の軍事衝突です。
さりとて北朝鮮に核開発やミサイル開発をやめるという選択はできないでしょう。これがあるからこそ世界中から注目されるのです。
これをやめればアジアの最貧国の一つに転落し、金正恩氏の権威は失墜するでしょう。国内の政治的安定を保つのは難しいです。
しかし、アメリカがいつまで忍耐するか難しいです。経済の破断界も政治の破断界もいつか来ると思います。それが後になればなるほど副作用が大きくなるでしょう。
アベノミックス礼賛本も中国崩壊論の本も本屋の棚からなくなりました。その昔不動産は永遠に価値が下落しないと主張した本がありました。あの本の著者はバブル崩壊をどんな思いで見たでしょう。
今は不動産ではなく負動産になっています。捨て土地と言われる言葉まで出ています。経済や政治の先行きを見極めるのは難しいです。
明日はお出かけなのでブログはお休みです。