新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

来週の相場についてー三重苦の現状

 今日は昼過ぎまでお出かけしていました。思い立って少し遠くまでドライブしました。おじさんは意味もなく海岸線を走るのが好きなので、隣県まで足を延ばしました。昼食は以前聞いていた蕎麦屋さんで食べました。なかなかの味で満足でした。
 さて、昨日の相場はとうとう日経平均で19300円割れしました。対ドル相場も108円割れです。ここまで円高が進むとは思っていませんでした。
 一時は2万円台突入だったのですが、この数週間はさっぱりです。一番は北朝鮮情勢の悪化です。ミサイル飛来に続いて水爆実験ですから、投資家も心穏やかではありません。
 危機の円高ですから輸出産業にとっては痛手です。それに4~6月期2次速報によれば、GDPが下方修正されています。前回の1次速報では名目成長率が1%を超えていました。
 ところが今回発表では0.7%になっています。さらに実質成長率に至っては0,6%です。設備投資が予想外に低かったようです。
 一次速報では2.4%だったのが、2次速報では0.5%になっています。新聞の見出しも設備投資が主因となっています。公共投資だけが、5.1%から6.0%になっています。
 今後この状態が良くなる可能性は低いです。今年の8月は東京を中心に東日本は長雨でした。6月までに好調だったクーラーなどの夏向け商品がさっぱり売れなかったはずです。
 夏向け商品の売り上げは低迷し、デパートなども雨で出足が悪かったはずです。それは9月に入っても続いています。個人消費が4月~6月期以上に伸びるとは思えません。
 投資家もそれは実感しているはずです。さりとてこれ以上の金融緩和は無理です。アメリカの景気に陰りが出てきたので、アメリカの金融当局も金利引き上げを延期するようです。
 となる対ドル相場が110円台超えに向かう可能性も低いです。相場にとって3重苦の季節になりそうです。経済の低迷・円高・国際情勢の悪化です。
 まず株式相場では19000円割れまで行くかどうかです。逆に対ドル相場が105円台まで来ればその可能性も出てきます。
 日銀や年金がいくら相場を買い支えても難しいでしょう。日銀が年金が買っているからこそ、相場は19000円割れを起こさずに済んでいるのです。もしこの買い支えがなければ、今頃相場は17000円台までさげているでしょう。
 ところで来週ですが、だいぶ相場の水準が下がってきたので、そろそろ個人投資家の買いが入るのではと思っています。19500円台まで戻すのではと思っています。
 相場の一寸先は闇なので、逆に19000円台割れの可能性も否定できません。ただいっそそうなったら一気に反発するのではとも思います。
 明日は日曜日なので教会です。