新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

映画「ダンケルク」を見てきました。

 今日は午前中教会の仕事をしたり、家の掃除・洗濯をした後映画を見に行きました。どの映画を見るかはある映画評論サイトを参考にしています。そのサイトで70点以上の映画を見る参考にしています。
 最近の映画と言えば「関ケ原」が話題になっていますが、こちらは余り興味がありません。以前NHKの大河で黒田官兵衛を見たので、それで十分です。
 ダンケルクの方も関ケ原同様結果の分かったものです。今回見たダンケルクはなかなか見ごたえがありました。以前「刑事フォイル」を見た時の印象と重なります。
 格好良い戦争映画とは全く違います。英雄が出てスーパーマンのような活躍をするのでもありません。結構地味な内容です。
 ダンケルクと言うのは第二次大戦初期ヨーロッパで敗北したイギリス軍やその他連合軍がヨーロッパ大陸から脱出した話です。
 ダンケルクは脱出したフランスの町の名前です。ドイツ軍に打ち負かされた連合軍はダンケルクまで追い詰められました。ダンケルクに集結した兵士の数は30万人の越えていたのです。
 制空権もドイツの奪われていました。ただドーバー海峡は極端な話泳いで渡ることができるほど狭いのです。しかし、ドイツ軍はすぐそこまで迫っていました。
 この時もしドイツの機甲師団が押し寄せたら大砲も持たず制空権もない連合軍は降伏するしかなかったでしょう。しかし、ドイツななぜかダンケルクの手前で進撃をやめるのです。
 その隙に連合軍はイギリスへ脱出することができたのです。映画では空で奮闘した3機のスピットファイアと海からの脱出劇と陸上の兵士が同時進行で描かれています。
 何とかして逃げようとあの手この手を使う兵士。脱出途中ですくわれながら、ダンケルクへ戻るのに反対する兵士、英雄的な行為の空軍パイロットなどです。
 皆それぞれ人間的な思いで生きています。最大の見せ場は、連合軍脱出のためにロンドンはもちろん近くの港から漁船はもちろん釣り船・ヨット・観光船に至るまで救出にやってくるシーン。
 もちろん、自発的に参加したのです。ドイツ軍に攻撃されたら防衛の手段もありません。その危険を冒してまでやってくるのです。
 そこにイギリスの底力を見ました。後の大陸反抗への原動力がここにあったと思います。国民の団結があったからこそ、ドイツのイギリス侵攻を防ぐことができたのでしょう。
 久しぶりに良い映画を見たと思いました。帰りに以前勤務した高校の卒業生に会いました。すでに40代になっていて見違えてしまいました。
 明日は庭の手入れなどをしなければなりません。