新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

シニアと投資ー未経験者は止めた方が良い。

 今日は買い物に出たのですが、思ったより早く帰れたのでこれを書いています。最近シニアのことが話題になっています。究極は終活ですが、これについてはまた書きます。
 取りあえずおじさんは日本人男性の平均寿命まであと10年近くあります。60代初めの人は20年近くあります。政府も金融界もシニアの投資を勧めています。
 確かに銀行に預金しても振り込み手数料以下の利息しかきません。これではお金が減るばかりというわけで投資を始める人も多いでしょう。
 しかし、何でもそうですが、簡単にお金が儲かるはずもありません。投資にもいろいろあります。不動産投資とか外貨投資・債券投資・株式投資とかです。
 不動産投資はよほどの知識と経験とお金がなければ難しいです。知人にも不動産を持っている人がいますが、口々に大変だと言います。
 不動産は経費がかかります。全て自分でやれば経費はかかりませんが、その分大変です。例えば入居者が退去した後、掃除や修理が必要です。そもそも無断退去や荷物を置いたままいなくなることもあります。
 家賃もちゃんと払ってくれないこともあります。変な入居人が居座ると他の入居者がいなくなります。とまあ大変です。もちろん固定資産税に火災保険、入居者が入るたびに不動産会社に手数料を払います。電気で水をタンクに組み上げるマンションだとその電気代もばかになりません。もちろんモーターの修理点検費がかかります。
 外貨投資の場合為替の変動の危険性があります。いつ外貨を購入し売却すればよいかタイミングが難しいです。一番最近では80円台だった円が対ドルで120円台までなりました。
 もちろんこの逆も起こり得るのです。今は112円の水準ですが、これがどう動くが判断は難しいです。FXなどの取引もありますが、こちらは短期なのでもっと大変です。
 国債などの債券投資は今低金利なので全く意味がありません。やはり株式投資かというと、こちらも買えば上がるものではありません。
 やはり買い値が難しいです。短期でもうけようというのは難しいです。林業のように長い年月かけて成長したものを一生に何度か売買するようなものです。
 おじさんなど某電力株をバブルの時からもっています。結局売るチャンスがないままです。値段は買った時の10分の一になっています。永遠に値上がりしないでしょう。
 また会社が倒産したり、東芝のように上場廃止の危機もあります。日経平均がどれだけ上がっても自分の持ち株は上がらないこともあるのです。ただ配当は預金金利よりよほど良いので6月12月のパーティー代くらいの感覚なら株式投資も良いでしょう。
 今は十分株価が上がっているので今から始めるのはお勧めできません。日経平均で15000円台、対ドル相場で105円くらいからなら始めてもよいと思います。
 自信のない方は投資はせずわずかでも良いから働いて稼いで、少しでも預貯金を残す方が良いと思います。増やす勇気より減らさない勇気の方が大切な気がします。
 明日は日曜日なので教会です。司式をします。