新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

学び直しについてー生涯学習のむつかしさ

 今日は日曜日なので教会でした。今日の説教はネヘミヤ書というおよそ日本人になじみのない箇所からの説教だったので、別のことを書きます。
 ちなみに、ネヘミヤの時代はバビロン捕囚から解放されて再びイスラエルに帰還できた時の話です。神殿などを復興した時の話です。
 さて卒業後もう一度学び直しをしたいと思っても日本の場合難しいという新聞記事を読んで、思いついたことを書いています。
 おじさんもいろいろ学び直しをしました。最初は教員免許状をアップしようと思ってやりました。今は専修免許と言いますが以前は高校一級免許状と言われるものがありました。
 大学を卒業すると高校二級免許状がもらえます。その後3年高校で勤務して15単位取得するか、15年間働くと一級免許状がもらえました。
 と言っても一級免許状をもっていても待遇に全く変化はありません。ほとんどの先生は15年間勤務して一級免許状を取得していました。
 おじさんは3年経過した段階で夜間の大学に行って取得しました。授業料もかかるし、時間も必要だったのですが、学び直しと思って行きました。夜間なので学生は少ないです。漢文学の授業などおじさんが行くと教室にだれもいません。
 今日は休講かと思ったら、先生が一人教壇の前に座っていたりしました。夜間の大学と言えば、小論文で法学部を担当したので、夜間の法学部の講義を聴講に行きました。
 公務員なので行政法地方自治法を取りました。法的なものの考え方が分からず最初は苦労しましたが、分かってくるととても面白かったです。
 ちょうど17年前に夜間の大学院に行ったのが最大の学び直しです。県派遣の場合、授業料は無料仕事はせず昼間の大学院で学びます。
 ただこの場合年に派遣されるのは一人くらいだし、学ぶ内容も制限されるし、報告の義務もあります。おじさんとミヤジイはそちらでなく夜間専門で修了しました。
 と言っても夏の集中講義などは取りました。費用は学部並に取られるのでたぶん2年間で150万円くらいかかったと思います。修士の学位をえても全く待遇は変わりません。
 それでも53歳でもう一度学び直しをするとこれまでの自分の考えが一転します。我流で論文とかを書いていたのが良く分かりました。
 その後定年前に日本語教師養成講座を受講しました。こちらも60万円くらい費用がかかりました。夜間の大学院は勤務地から離れていたので、どんなに急いでも授業に間に合いませんでした。
 いつも遅れて授業に参加したのを覚えています。日本語教師養成講座は便利のよいところにあったので、授業には間に合いました。
 ただ大学院にしても日本語教師養成講座にしても仕事が終わった後ですから、夕食は外食家に帰るのは10時近くになりました。
 当時はまだ体力があったからガンバレたのだと思います。今ならとても無理です。学び直しには費用もかかります。またおじさんの場合も自分の仕事とは直接かかわりません。
 しかし、学び直しによって得られるものも多いと思います。政府の方で何とか学び直しができるよう経済的な援助や措置を取ったらいいと思います。社会人の学生がいると普通の学生や教師にも刺激になると思うのですが。
 明日は中学の授業です。