新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

小池知事の戦術と戦略

 今日も専門学校の授業でした。明日は仕事はなくて、明後日また中学の仕事です。中学の方は先週の金曜日と今週の月曜日の仕事がなかったので久しぶりです。
 相場の方は小幅ですが値上がりしていました。対ドル相場は112円台に張り付いたままです。と言っても毎回書くようにおじさんの持ち株にはさっぱり影響がありません。
 さていよいよ総選挙も告示となりました。どうも希望の党への支持が落ちてきているようです。今回の総選挙の見どころは希望の党がどのくらい議席を獲得できるかです。
 候補者数を見ても自民党に次ぐ多さですから、希望の党議席数次第で、安倍政権の行方が決まります。今回希望の党の支持が伸び悩んだのには二つの理由があると思います。
 一つは排除をしたからです。あるいは踏み絵を踏ませたと言ってもよいでしょう。もちろんこれは小池知事の戦略です。戦術的にはうまくありません。
 有権者の反感を買うことになります。しかし、戦略的にはこれをやらないと民進党の二の舞になります。党内に異論を抱えることになるからです。
 また強力なリーダーシップを発揮できなくなります。短期的には伸び悩んでも次回を目指そうというのでしょう。もう一つは小池知事の出馬がなかったことです。
 これも今の人気なら小池知事が出馬して首相を目指すという道もあったでしょう。しかし、戦略的にはまずいです。そんなことをしても過半数が取れるわけでもないので、都知事の椅子は失うは中途半端な数の議員の党の党首で終わるはということになります。
 ですからこれでは戦術的にはまずいので民進党議員の排除と自分の不出馬を選んだのだと思います。不出馬についても世論が出馬を願うならばそれに答えてという形も考えたと思います。
 しかし、世論は排除の論理都知事の責任を重視して出馬を望みませんでした。ところでこの戦略はうまくいくのでしょうか。
 おじさんはうまくいかないと思っています。最大の理由は民意の移ろいやすさです。どの時代でも民意は移ろいやすいものです。
 聖書でも歓呼の声で迎えたイエスをすぐ民衆は十字架にかけろと叫びます。そんなものです。小池知事の人気が次の総選挙まで持つとも思えません。今回の選挙結果が全てです。もし賭けに成功し、かなりの議席を得て、首相選出に影響力を及ぼせるなら次はあるでしょう。しかし、今のところそうはならないようです。
 自民党議席減も多くて20議席と言ったところのようです。そうなると安倍政権続投、大勢に影響なし。小池人気衰退で次回の都知事選に出馬せずと言ったところでしょう。
 もし安倍政権継続となればいよいよ憲法改正、戦争をする国へと突入するでしょう。おじさんは80年崩壊説を信じていませす。戦後72年です。残り8年で日本が崩壊しそうです。それは軍事的崩壊なのか経済的崩壊なのかは分かりませんが。
 明日忙しいのでもしかしたらブログを休むかもしれません。